ブックレビュー 公開日:2016.09.14更新日:2021.01.20 ブックレビュー

薬理学をもう一度学びたい人のビジュアルテキスト

薬がみえる vol.1

【書籍概要】
豊富な図表とイラストで薬理学をわかりやすく解説したテキスト。疾患ごとに薬物療法の目的と位置づけが解説されているので、薬と病気をつなげて理解できます。薬理学の解説書でありながら病気の内容が詳しく書かれているため、病気についての知識を確認できることも大きなメリットです。さらに、姉妹シリーズの『病気がみえる』との関連づけや用語の解説もあり、知識を再確認するために最適な内容の1冊です

神経系、循環器系、腎・泌尿器系の薬および疾患について、イラストや図を使ってわかりやすく解説されたテキストです。各ページに豊富なイラストが掲載され、すべてカラーなので非常に見やすく、複雑な事項も視覚的にすんなり理解できるように工夫されています。

 

本書の大きな特徴は、薬理学の本でありながら疾患についても詳しく解説されていることでしょう。
例えば、「鎮痛薬」のページでは「痛みとは何か」という解説にはじまり、痛みを感じる経路の図解や痛みの種類、鎮痛薬の分類とそれぞれの解説へ続きます。薬や疾患を扱うために必要な情報が系統立てて書かれているので、知識を整理したいときに最適ではないでしょうか。

 

また本書は、薬剤を種類ごとに解説したページと、疾患別の解説ページに大別できます。薬剤を扱ったページではそれぞれの薬剤の総論をはじめ、処方時に重要になる指導内容、主要な構造式や詳細な作用順序と副作用、服薬方法などが掲載されています。具体的な商品名やその形態も記されているので、実際の業務にすぐに役立てられます。
疾患を扱ったページはおおまかな疾患概念にはじまり、臨床的な理解を深めるための資料や解説、使用されている用語の解説などに続いています。

 

さらに、本書のもうひとつの特徴は、各疾患の検査や薬物療法以外の治療法について解説した姉妹シリーズ『病気がみえる』と関連づけられている点にあります。本書の各ページには『病気がみえる』の参照ページが記載されているので、あわせて利用することで、さらに理解が深まるでしょう。

 

医学や薬学の世界は、日々進歩しています。資格を取ってから時間が経ち、自分の持っている知識を更新する必要性を感じている人も多いのではないでしょうか。知識をブラッシュアップしたいとき、あるいは、かつて学んだ知識をもう一度確認したいときに本書が大いに役立つはずです。

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