ビューティー

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薬剤師兼美容家として活動する花田真理さんが、「薬剤師として知っておきたい美容の知識」「手軽にできるヘアアレンジ」など、“薬剤師と美容”をテーマに語るコラムです。

vol.30 化粧品を長持ちさせる化粧品の使い方と保管方法 ☆その2☆

前回に引き続き、今回も化粧品を長持ちさせるための使い方と保管の方法をお伝えします。
今回のポイントも2つです。さっそく確認していきましょう。

  • ①化粧品の出し戻し・直接触れる行為はNG

    「化粧水や乳液を必要以上に出してしまった……もったいないから、容器に戻してしまおう!」
    このように思う気持ちはわからなくはありませんが、いったん手に取ったものを容器に戻すのは、化粧品の中に自ら雑菌を入れるのと同じ行為です。
    化粧品を長持ちさせるためには雑菌の繁殖を避けることが何よりも重要です。
    また、出し戻しではありませんが、クリームを取る際に直接指を入れたり、化粧水や乳液、日焼け止めなどの口に手が触れているのも同じような行為です。
    この項目では下記の点に注意しましょう。

    • ・化粧品を取る際はスパチュラや綿棒を使用する
    • ・化粧水や乳液など、取り出し口に手をつけなくても問題ない商品は、振り出すようにして手に取る
    • ・指先や手で取るもの(ファンデーションや日焼け止めなど)は、必ず手や指を洗ってから清潔な状態で使用する
    • ・スパチュラ・パフ・ブラシなどメイク道具は常に清潔にしておく
  • ②化粧品の冷蔵庫保管は基本的にNG

    化粧水やパックなどを冷蔵庫保管している人はいませんか?
    時折、美容家が化粧品を冷蔵庫に入れて使用することを推奨している場合がありますが、基本的に化粧品の冷蔵庫保管はNGといわれています。
    冷蔵庫に入れて化粧品を冷やしてしまうことで、品質の安定性が損なわれ、配合されている成分が結晶化してしまったり、分離してしまう場合があるのです。
    結晶化は常温に戻せば溶ける場合もありますが、結晶が溶けずに残ってしまった場合、肌を傷つける原因にもなってしまいます。
    メーカーは商品発売前に安定性試験を行っていますが、これは常温で保管した場合の安定性を検証していることがほとんどです。
    化粧品を冷蔵庫に入れた場合、その製品の本来の良さが失われる可能性があります。注意しましょう。
    この項目では下記の点に注意しましょう。

    • ・メーカーが冷蔵庫保管を義務づけている商品以外は冷蔵庫に入れない
    • ・基本は15℃~25℃の常温で保管すること

化粧品の保管について、最後に……
化粧品は使用期限内であっても、品質が劣化してしまった場合には使用せずに破棄する必要があります。せっかく気に入って購入した化粧品も、使用期限内なのに使えないなんて悲しいですよね。そのようなことを起こさないためにも、化粧品は劣化しにくい環境で使用・保管することが大切です。

また化粧品の使用方法や保管方法は、各メーカーによって基準が異なる場合があります。
化粧品の容器や外箱、添付文書には、その化粧品の保管方法や使用上の注意などが書かれています。化粧品を使う前によく読んで、その化粧品がどのようなもので、注意点は何なのかということを把握しておきましょう。
特に決められた指示がない場合は、今回ご紹介した内容に気をつけて使用・保管するようにしてくださいね。使用方法や保管方法を間違えると、化粧品本来の良さが失われるだけでなく肌トラブルの原因になる場合もあります。

もし患者さんやドラッグストアのお客さんで、使用方法や保管を間違っている人がいた場合はぜひ、薬剤師としてアドバイスしてあげましょう!

花田 真理(はなだ まり)

大学卒業後、調剤薬局に勤務、その後化粧品業界へ転職し、薬事・商品研究開発・総括製造販売責任者等の業務に携わる。現在は、自身のブランド(化粧品「MarryMemory」、ハーブティー「Doctor&Pharma」)を立ち上げ、薬剤師兼美容家として活動中。

Doctor&Pharma:http://www.doctor-and-pharma.co.jp/

花田 真理(はなだ まり)

大学卒業後、調剤薬局に勤務、その後化粧品業界へ転職し、薬事・商品研究開発・総括製造販売責任者等の業務に携わる。現在は、自身のブランド(化粧品「MarryMemory」、ハーブティー「Doctor&Pharma」)を立ち上げ、薬剤師兼美容家として活動中。

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