実際にあった! 薬剤師あるある体験談 公開日:2015.04.17更新日:2021.09.03 実際にあった! 薬剤師あるある体験談

同僚、患者さん、ドクター、毎日あらゆるところに気遣いしながらフル回転の薬剤師さん。現役薬剤師さんに、仕事の「アレコレ」をこっそり打ち明けていただきました。「あるある!」と共感できる話から、ウソみたいな本当の話まで。多彩なエピソード、揃ってます!

vol.2

「処方箋に意見できない」ジレンマを感じることも

今回の薬剤師さん
D.Mさん 調剤薬局勤務・男性・40代

患者さんに薬の説明をしていて、「咳は出てないんだけど、どうして咳の薬が出るの?」なんて言われることがありますね。ドクターに電話したら、「あんた薬剤師でしょ。自分が診て出したんだから、そのまま出してくれ」と言われたり。「薬剤師はそこまで口出しするな」という空気はありますよね。そもそも、「処方箋は医師のもの」と医師法でも決まっていますし。明らかに量がおかしいとか、完全に健康被害を起こしてしまうという場合でなければ、意見できない立場なので……

薬について、「これだけ飲んだらおかしいんじゃないかな」と思うこともありますし、不満を持っている患者さんもいらっしゃいますし。ただ薬剤師としては、これを飲んでもらえるよう、説明するのが仕事だと私は考えています。

納得できていない様子の患者さんには、「もうちょっとしっかり先生と話してみてください」と言ってみたりもします。それで「あの先生、忙しそうなのよね」と、先生への愚痴を延々と話し始められることもありますが(苦笑)。それですっきりして帰られる患者さんもいるんですけど、忙しいときはちょっと困りますね。

編集部からのコメント

病院の先生に質問したくても、忙しそうで目も合わせてもらえなかったりすると、患者は心がくじけちゃうんですよね。そんな愚痴をしっかり聞いてくれるMさん、素敵な薬剤師さんだ!

イラスト 山下友美(やましたともみ)

共立薬科大学卒業後、院内薬局の薬剤師勤務を経て、少女漫画家として白泉社刊「花とゆめ」でデビュー。代表作「DJシリーズ(白泉社)」「薬師アルジャン(秋田書店)」など。現在はロマンス系コミックをメインに執筆中。

twitterアカウント:@nut40

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山下友美(やましたともみ)

共立薬科大学卒業後、院内薬局の薬剤師勤務を経て、少女漫画家として白泉社刊「花とゆめ」でデビュー。代表作「DJシリーズ(白泉社)」「薬師アルジャン(秋田書店)」など。現在はロマンス系コミックをメインに執筆中。

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