処方せん

院内処方登録をプレ運用~電子処方箋サービス 厚生労働省

薬+読 編集部からのコメント

厚生労働省は電子処方箋管理サービスについて、院内処方情報登録機能のプレ運用をスタートしました。従来は院外処方のみの対応となっていましたが、これにより病院などの医療機関は入院・外来患者等の院内処方情報を電子処方箋サービスに登録し、他の医療機関・薬局で活用可能となります。今後、検証を行った上で、本格運用を開始する予定となっています。

厚生労働省は23日、電子処方箋管理サービスについて、院内処方情報登録機能のプレ運用を開始した。従来は院外処方のみ対応していたが、これにより病院など医療機関は入院・外来患者等の院内処方情報を電子処方箋サービスに登録し、他の医療機関・薬局で活用可能となる。検証を行った上で、本格運用を開始する予定。

 

今月で本格運用開始から2年が経過した電子処方箋については、リフィル処方箋対応、マイナンバーカードを利用した電子署名など機能拡張を行ってきたが、病院・診療所の医療機関で処方・調剤・投薬が行われた際の薬剤情報を登録する院内処方には対応していなかった。

 

そのため厚労省は、薬剤情報の閲覧、重複投薬等チェック結果の参照など、院内処方分の薬剤情報も登録された時点から他の医療機関・薬局で活用できるよう今月以降に検証的な運用を行った上で、本格運用を始める方針を示していた。

 

電子処方箋に登録する院内処方情報は、入院患者、外来患者、退院する患者に対する院内処方で、運用期間は「電子カルテ情報共有サービスの本格運用開始まで」を想定している。

 

また、院内処方情報登録機能に関する資料や準備作業の手引きを医療機関等向け総合ポータルサイトで案内することとし、プレ運用に参加予定の医療機関等に参照するよう求めた。

 

電子処方箋を運用している医療機関等は12日時点で4万7681軒で、このうち薬局は3万8188軒で8割を占めている。

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出典:株式会社薬事日報社 

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