医療機器

ボトル単体は譲渡せず‐ハーボニー偽造品問題で在庫確認の徹底など要請

薬+読 編集部からのコメント

2017年1月25日(水)、厚生労働省は「外箱(紙箱)に収められていない」「ボトル容器単体」の状態の薬剤は譲り受けないといった対応を求める通知を都道府県などに発出しました。C型肝炎治療薬「ハーボニー」の偽造品問題を受けての措置ということです。

厚労省が通知

 

厚生労働省は25日、C型肝炎治療薬「ハーボニー」の偽造品が市場に流通していることを受け、「外箱(紙箱)に収められていない」「ボトル容器単体」の状態の薬剤は譲り受けないといった対応を求める通知を都道府県などに発出した。


 

これまでに発見されている偽造品は、いずれも外箱に収められておらず、本来であれば流通することがないボトル容器単体の状態であることが確認されており、こうした特徴のあるハーボニーは「譲り受けないこと」とした。

 

また、卸売販売業者、薬局、医療機関に対しては、ハーボニーの在庫品や過去の取り扱い状況を確認し、「外箱に収められていない在庫品が存在していたり、過去に取り扱っていた可能性がある場合には、速やかに都道府県等に連絡すること」や、譲渡人氏名などの情報を都道府県などに報告することを求めた。

 

このほか、▽外箱に収められていない在庫品がある場合、販売・調剤は行わず、都道府県などから指示があるまで他の医薬品と区別して保管▽患者などから「偽造品の疑いあり」との情報などが寄せられた場合には持参を依頼し、確認▽偽造品服用のおそれがある患者を把握した際には、薬局では処方箋の発行元医療機関に情報提供し、医療機関では診療状況を確認する――ことも求めた。

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出典:薬事日報

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