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タミフルOTC化意見募集~抗インフル薬など3成分 厚生労働省

薬+読 編集部からのコメント

厚生労働省は、中外製薬の抗インフルエンザウイルス剤「オセルタミビルリン酸塩」(販売名:タミフル)など3成分のスイッチOTC化に関するパブリックコメントの募集を開始しました。

厚生労働省は9日、中外製薬の抗インフルエンザウイルス剤「オセルタミビルリン酸塩」(販売名:タミフル)など3成分のスイッチOTC化に関するパブリックコメントの募集を開始した。意見募集後、医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議でOTC化に関する課題と対応策が議論される予定。

 

今回、意見募集の対象となったのは、オセルタミビルリン酸塩のほか、第一三共の抗インフルエンザウイルス剤「ラニナミビルオクタン酸エステル水和物」(イナビル吸入粉末剤)、アストラゼネカの喘息・COPD(慢性閉塞性肺疾患)治療配合剤「ブデソニド・ホルモテロールフマル酸塩水和物」(シムビコートタービュヘイラー)の2成分。

 

オセルタミビルリン酸塩がOTC化した際の効能・効果は「インフルエンザの予防」などとしている。同剤は、2000年にカプセル剤が承認後、ドライシロップ剤も02年に承認され、A型またはB型インフルエンザウイルス感染症とその予防を効能・効果としている。重大な副作用としてショック、アナフィラキシー等が報告されている。

 

ラニナミビルオクタン酸エステル水和物がOTC化した際の効能・効果も「インフルエンザの予防」など。

 

10年に吸入粉末剤がA型またはB型インフルエンザウイルス感染症とその予防を効能・効果として承認され、単回吸入投与する。重大な副作用としてショック、アナフィラキシー等が確認されている。

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出典:薬事日報

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