【日薬賀詞交歓会】アクションリストに意欲 ~ 国民に評価される存在へ 日本薬剤師会
日本薬剤師会は14日、都内で賀詞交歓会を開催した。あいさつした岩月進会長(写真)は「医薬品医療機器等法改正の施行が5月に迫り、診療報酬改定もあるなど、様々な分野が変わっていく年になる」と述べ、医薬品提供体制のためのアクションリスト構築に意欲を示した。「人口減少社会での医薬品提供と薬剤師サービスをどのように全国に確保していくかスタートの年にもなる。われわれの目指す薬剤師サービスと医薬品提供体制の達成に近づけるように地域、行政の連携を取りながら努力していく」と抱負を述べた。
岩月氏は「薬剤師サービスと医薬品提供体制の完成年はないが、なるべく完成に近づくよう努力していきたい。全国民から薬剤師がいて良かったと言われるよう改めてスタートを切る年にしたい」と述べた。
来賓あいさつでは、日本薬学会の石井伊都子会頭が「調剤指針改訂に合わせて岩月会長からは、薬学会に対して『調剤の概念』を改めて作るというミッションを依頼された」と明らかにした。
薬学会内にワーキンググループを設置し、原案がまとまった段階にあると説明し、「調剤は広い意味で患者さんの役に立つことをしようとしており、業務自体が非常に広くなっている。これまでの調剤や狭い意味での調剤を大きく捉えることができるようにし、薬剤師の仕事がより良く、やりやすくなるような形にしている」と述べた。
一方、日本製薬団体連合会の安川健司会長は、「2026年度の薬価改定案は到底満足できるものではない。薬剤師の皆さんも同じような思いを抱かれたのではないか」と不満を示した上で、医療の質、アクセス、コストのバランスを取るための社会保障政策手法“オレゴンルール”に言及。
「オレゴンルールを無視し、国民皆保険制度を守るという経路依存症の意思決定を行う日本の社会保障制度の現状から抜け出すことが最大の目標。われわれのテーマは皆保険制度を守るのではなく、誰を、何を守るのかであり、その考えのもとで活動していく」と語った。
日本保険薬局協会の三木田慎也会長は「地域によっては薬剤師会の役員をやっているところもあり、本来であれば地域で一緒に力を合わせてやっていく必要がある間柄である。地域で意見を交換し、コミュニケーションを重ねることにより、できることとできないことを丁寧に話し合っていきたい。地域の中で、良い形で役に立つ仕組みができることについては基本的に大賛成。できることは一生懸命協力し、違うやり方も含めて前向きに協議をしていきたい」と述べた。
出典:薬事日報


薬+読 編集部からのコメント
日本薬剤師会が、都内で賀詞交歓会を開催。年頭の挨拶に立った岩月会長は「医薬品医療機器等法改正の施行が5月に迫り、診療報酬改定もあるなど、様々な分野が変わっていく年になる」と述べ、医薬品提供体制のためのアクションリスト構築に意欲を示しました。