オプジーボ/ヤーボイ併用療法、膀胱癌で奏効率38%
米ブリストル・マイヤーズスクイブは、プラチナ製剤による治療歴を有する局所進行・転移性尿路上皮癌(mUC)患者を対象に、抗PD-1抗体「オプジーボ1mg/kg」と抗CTLA4抗体「ヤーボイ3mg/kg」の併用療法を評価した第I/II相試験「CheckMate-032試験」で、主要評価項目の治験担当医の判定に基づく確定奏効率(ORR)で38.5%と有効性を示したと発表した。これらのデータは、第31回がん免疫学会(SITC)年次総会で発表された。
SITCで発表された「CheckMate-032試験」は、転移性または局所進行mUCで、1種類以上のプラチナ製剤による治療歴を有する患者208人を対象に、オプジーボとヤーボイの併用療法について用量別に2パターンで評価した。投与期間は、2パターンの用量のいずれかを3週間ごとに4サイクル投与し、その後は2週間ごとにオプジーボ3mg/kgを病勢進行または忍容できない毒性が認められるまで投与された。
その結果、主要評価項目のORRについて、オプジーボ1mg/kgとヤーボイ3mg/kgの併用療法群で38.5%、オプジーボ3mg/kgとヤーボイ1mg/kgの併用群で26.0%を示した。
出典:薬事日報
薬+読 編集部からのコメント
アメリカ・ブリストル・マイヤーズスクイブは第31回がん免疫学会(SITC)年次総会で抗PD-1抗体「オプジーボ1mg/kg」と抗CTLA4抗体「ヤーボイ3mg/kg」の併用療法が、ぼうこうがんの確定奏効率(ORR)が38.5%と有効性を示したと発表しました。