「タケキャブ」の副作用に「汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少」を追加
厚生労働省は10月29日付で、日本製薬団体連合会に対し、酸分泌抑制薬のタケキャブ、ボノサップ、ボノピオン(一般名:ボノプラザンフマル酸塩含有製剤)などの添付文書改訂を指示する通知を発出した(下掲)。
ボノプラザンフマル酸塩含有製剤では、「重大な副作用」の項に「汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少」を追記する。改訂は、国内症例の集積を受けたもの。タケキャブの直近3年度の国内副作用症例の集積状況は、「血小板減少関連症例」が19例(うち医薬品との因果関係が否定できない症例2例)、「無顆粒球症、白血球減少関連症例」が15例(うち医薬品との因果関係が否定できない症例4例)、「汎血球減少」が17例(うち医薬品との因果関係が否定できない症例2例)。
泌尿器科用灌流液の「D-ソルビトール」(ウロマチックS泌尿器科用灌流液3%)では、「禁忌」の項に「遺伝性果糖不耐症の患者」を追記する。
出典:Web医事新報
薬+読 編集部からのコメント
酸分泌抑制薬のタケキャブ、ボノサップ、ボノピオン(一般名:ボノプラザンフマル酸塩含有製剤)の重大副作用に「汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少」が追加されました。今回の改訂は国内症例の集積を受け対応したものですので留意しましょう。その他、10月29日付で改定された医薬品は下記の通りです。