診療情報が閲覧可に~オン資、患者同意前提【厚生労働省】
厚生労働省は、11日からオンライン資格確認等システムで患者同意のもと、新たに「診療情報」が閲覧可能になると発表した。過去3年分の受診医療機関名や診療行為名を確認することができるようになり、患者もマイナポータルを用いて同日に閲覧可能となる。
厚労省はこれまで、オンライン資格確認等システムにおける医療情報を確認できる仕組みの拡大に向けて、6月にレセプトデータの蓄積を開始し、7月から医療機関や薬局でのテスト運用を開始していた。
今まで閲覧可能であった特定健診等情報・薬剤情報に加え、11日から診療情報の閲覧ができるようになる。マイナポータルでも同日から機能を拡大する。
診療情報として、▽医療機関名▽受診歴▽診療年月日▽入外等区分▽診療識別▽診療行為名――が閲覧可能。対象は6月以降に提出された電子レセプトで、以後3年間分の情報が閲覧可能となる。
サービス開始により、医師、歯科医師、薬剤師等は患者同意のもと、他院のレセプト由来の診療情報を把握可能となる。患者もマイナポータルにアクセスすることで、医療機関で受けた診療行為等の情報をいつでも閲覧可能となる。
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出典:薬事日報
薬+読 編集部からのコメント
厚生労働省は、9月11日からオンライン資格確認等システムで新たに「診療情報」が閲覧可能になると発表しました。今まで閲覧可能であった特定健診等情報・薬剤情報に加え、患者さんの同意のもと、過去3年分の受診医療機関名や診療行為名の確認ができ、患者さんもマイナポータルを用いて医療機関で受けた診療行為等の情報が閲覧可能となります。