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中間年改定廃止へ緊急集会~国会議員に見直し訴える ヘルスケア産業プラットフォーム

薬+読 編集部からのコメント

医薬品・医療機器メーカー、医薬品卸などの労組団体で構成されるヘルスケア産業プラットフォーム(PF)が、参議院議員会館で緊急集会を開催。日本製薬団体連合会などの製薬団体が、出席した43人の与野党議員に中間年改定の廃止、見直しを強く訴えました。

医薬品・医療機器メーカー、医薬品卸などの労組団体で構成するヘルスケア産業プラットフォーム(PF)は2日、参議院議員会館で「中間年薬価改定の廃止を求める緊急集会」を開催し、日本製薬団体連合会など製薬団体が出席した43人の与野党議員に中間年改定の廃止、見直しを強く訴えた。

日薬連の宮島俊彦理事長は、「今年の骨太方針に中間年改定廃止を書いてほしい」と切り出した。毎年改定で薬価の引き下げが加速され、「後発品メーカーは厳しくなり、卸も中間マージンが下がり、(供給の不安定化で)薬局も厳しくなり、皆が厳しくなる路線になった」と指摘した上で、「薬価差を理由に毎年薬価を引き下げることは安定供給上のリスクが大きい」と強調。「中間年改定廃止を国会議員の皆様のご協力によって実現させていただきたい」と協力を呼びかけた。

 

日本薬業政治連盟の鹿目広行会長は、中間年改定について、4大臣合意の乖離幅の大きい品目を対象に行うとしていたものが、実際は平均乖離率の0.625倍などとしたことに対し「どこにも根拠のない数字を出してきた。単なる数字合わせではないか。これはやってはいけない」と語気を強め、出席議員に対して「中間年改定をやってもいいのか。約束は守らなければならない」と訴えた。

 

その上で、「薬価改定は以前のように2年に1度に戻してもらいたい。これは当たり前だ。せめて中間年改定は2016年の4大臣合意まで戻すというのはどうか」と訴えると、出席議員から拍手が起きた。

 

集会であいさつしたPFの篠原正人代表は、研究開発、製造、流通現場の疲弊の根本問題は薬価の毎年改定にあると指摘し、「中間年改定の廃止にご理解いただきたい」と集会の狙いを説明した。

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出典:薬事日報

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