初任給1万1600円増~6年制の公務員薬剤師 人事院
人事院は7日、2025年度の国家公務員給与である月例給(基本給)を3.62%増、ボーナスを0.05月分引き上げるよう国会と内閣に勧告した。病院等に勤務する公務員薬剤師は医療職俸給表(二)が適用され、6年制薬剤師の初任給(2級15号俸)は25万6000円となり、昨年に比べて1万1600円のアップとなった。
22年度は前年比3100円増、23年度は9100円増、24年度は2万1700円増で推移し、25年度の増加幅は昨年度より増加幅が小さくなったが、1万1600円の伸びとなった。
医療職俸給表(二)が適用される職員の平均俸給額は32万5357円、俸給に諸手当を合計した平均給与月額は36万8522円だった。
一方、民間の医療関係職種を対象とした給与調査では、24年度中に資格免許を取得し、今年4月までに採用された「準新卒薬剤師」の初任給(時間外手当や家族手当などは除く)が6448円増の25万0965円、企業規模別に見ると「500人以上の企業」は25万0369円、「100~500人の企業」は25万3691円だった。
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出典:株式会社薬事日報社
薬+読 編集部からのコメント
医療職俸給表(二)が適用される6年制の公務員薬剤師の初任給(2級15号俸)は25万6000円となり、前年に比べて1万1600円アップしました。2024年度は前年比2万1700円増となっており、増加幅は昨年度より小さくなっています。