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公開日:2024.03.01 美容&健康トレンド

花粉症のときに意識したいメイクのポイント5選【連載まとめ】

文:薬読編集部

花粉症のときはメイクが崩れがち…

日本気象協会の「2024年 春の花粉飛散予測(第4報)」によると、2024年のスギ花粉の飛散は、福岡や高松では2月下旬から、東京、大阪、名古屋、仙台、金沢、広島といった都市では3月上旬からピークを迎えます

花粉症対策のマスクを外してメイクをする女性

花粉の飛散量が多い時期は、マスクをしたり、鼻をかんだり、ついつい目をこすってしまったりすることで、メイクが崩れやすいもの。

また、環境省が発行する「花粉症環境保健マニュアル2022」に「花粉によって皮膚が荒れる」ことがあると記載されているように、お肌のトラブルに悩んでいる方もいるでしょう。

辛い症状に加えてメイクも上手くいかない……となると、何となく気分が乗らないまま1日を過ごすことになってしまうかもしれません。

そこで、花粉症シーズンならではのトラブルを最小限にとどめるために、薬剤師兼美容家として活動する花田真理さんの連載コラム『キラキラ☆Pharmacistへの道!』にてご紹介した、花粉症のときのメイクのポイントをおさらいしてみましょう!

花粉症シーズンのメイクのポイント5選!

アイラインを引く女性

①ベースメイクは薄めに

ベースメイクを厚くしてしまうと、マスクをしたときや鼻をかんだときにファンデーションなどが取れやすくなり、メイク崩れも目立ってしまいます。

クマやニキビ跡が目立つ場合はコンシーラーを部分的に使用し、その他は「下地+フェイスパウダー」で仕上げるか、ファンデーション(BBクリームも含む)を使用する場合は薄くつけるようにしましょう。

②マスカラはフィルムタイプを

花粉症の時期のアイメイクは、マスカラが滲んで“パンダ目”になりやすいことに注意が必要。マスカラの種類に着目してみましょう!

フィルムマスカラとは、乾くと耐水性フィルムを形成する、水と皮脂両方に強いマスカラです。形状は普通のマスカラと同じです。
「フィルムタイプ」もしくは「ウォータープルーフ」が滲みにくいマスカラなのでどちらかを選ぶと良いでしょう。
特にフィルムタイプはお湯で落ちるタイプのマスカラなのでメイクを落とす際に楽であること、花粉で敏感になっているお肌に洗浄力の強いクレンジングを使用しなくて良いためおすすめです。

③アイシャドウはベージュ系の色味を

目をこすってしまったときなど、無意識のうちに落ちやすいのがアイシャドウ。落ちても目立たない色味を選ぶのがポイントです。

薄いベージュ系の色味は落ちた時に目立ちにくく、中でもピンクベージュは春らしいメイクになる色味なのでおすすめです。

④リップは落ちにくいリップティントを

マスクをしていると、リップが落ちてきてしまうことも多いのではないでしょうか? 染料が入っているリップティントは、こすれても色移りしにくいのが特徴です。

リップティントを塗り馴染ませた後、白色ワセリンやリップクリームを付けた綿棒で軽くオフしておくとマスクに色落ちしにくく、唇の保湿も出来るのでおすすめです。

⑤花粉対策商品を使用する

近年、「肌に花粉の付着を軽減する商品」や「花粉対策用の化粧品」が販売されるようになりました。
花粉症の方はこのような商品を取り入れるのも一つの手です。

さらに詳しい情報は、連載コラム『キラキラ☆Pharmacistへの道!』「vol.39 花粉症のときのメイク ☆その1☆ メイクノウハウ編」「vol.40 花粉症のときのメイク ☆その2☆ 花粉防御・メイク商品編」よりご確認ください!

基本的な花粉症対策も忘れずに!

花粉症対策のマスクをする女性

メイク崩れを防ぐためには、上記のようなポイントを押さえることに加え、「花粉を避ける」「花粉を室内に持ち込まない」といった基本的な対策をしっかり行うことも重要です。

環境省・厚生労働省が発行するリーフレット「花粉症対策 スギ花粉症について日常生活でできること」に記載されている対策方法を参考に、できることから予防を始めてみましょう!

また、医師からメイクを禁止されている方などは、必ず医師の指示に従うようにしてください。

①花粉を避ける

  • 顔にフィットするマスク、メガネを装着しましょう
  • 花粉飛散の多い時間帯(昼前後と夕方)の外出を避けましょう
  • 外出を避けるため、テレワークの活用を検討しましょう

 

②花粉を室内に持ち込まない

  • 花粉が付きにくく露出の少ない服装を心がけましょう
  • 手洗い、うがい、洗顔、洗髪で花粉を落としましょう
  • 換気方法を工夫しましょう
  • 洗濯物や布団の外干しを控えましょう