薬剤師のホンネ座談会 更新日:2014.10.30公開日:2014.09.05 薬剤師のホンネ座談会

vol.7
話が進んでいくうち、Aさん、Bさんの興味はドラッグストア併設薬局で一人薬剤師として勤務しているCさんに集中。質問が相次ぎました。休憩の取り方や給与・待遇面まで一人薬剤師の実態をCさんが赤裸々に告白!
★参加者プロフィール★

在庫管理は店舗の状況に合わせて
Aさん ドラッグストア併設の場合、メインになる病院もなくていろいろな病院の処方せんを受け付けることになりそうですね。薬の種類が膨大になりませんか? 管理も大変そう。
Cさん そうなんです。どんな薬が必要になるか予想しづらいし、次回も来てくれるかどうかわからないから必要最低限の薬だけ揃えておこうとすると、処方せんを出されたときにあれもない、これもないということになってしまう。最近は120日とか長期間分の薬を出す先生も多くて、薬はあるけど数が足りないということもあります。

Bさん 患者さんにしてみれば、薬が全部揃わないからもう一度行かなきゃいけないのは手間ですよね。
Cさん そうなんです。でも応援に行っている場合は他店のことなので、ストック分の発注はしづらい。結局、必要最低限の薬を揃えておいて、その都度注文するっていうやり方になってしまうんですよね。「病院の門前薬局が混んでたからこっちに持ってきた」という患者さんも多いんですけど、薬が揃わないとかえって申し訳なくて。

Aさん う~ん、それは大変ですね。事務作業だけでもドラッグストア部門の人に手伝ってもらうことは難しいんですか?
Cさん ストア部門の方が何かと忙しそうなので、手伝ってほしいとは言い出しにくい雰囲気ですね。ドラッグストア併設の薬局がすべてこうではないと思うのですが、私のいる店舗では患者さんがいない時間も長いし、店舗の採算的にも人数が増えることはないだろうなと思います。