服薬フォロー講習動画制作~ユーチューブ上で配信へ
大阪府薬剤師会は、日本薬剤師会が作成した「薬剤使用期間中の患者フォローアップの手引き」について解説する動画を制作した。今週末をメドにユーチューブ上で配信する予定。12日の記者会見で、大阪府薬の乾英夫会長は、動画を参考に服薬指導の質を高めるよう呼びかけた。
動画の時間は約30分。服薬期間中の患者へのフォローアップの考え方を、大阪府薬の若手役員らがパワーポイントなどを駆使して分かりやすく解説している。
乾氏(画像)は「日薬が作成した手引きを会員に周知し継続的な服薬管理につなげてもらおうと進めているが、なかなか理解しづらいところがあるため、解説動画を制作した」と経緯を説明した。
動画配信には、実施しづらい状態が続く集合研修を補完する目的もある。乾氏は「大きな改定の場合、本来であれば大阪府と薬事講習会を開催していたが、コロナ禍の状況下でそれがかなわない」と話した。
また、受診抑制などの影響で薬局経営が打撃を受けていることについて「保険調剤に重点を置きすぎている大半の薬局は、調剤報酬以外で薬局経営のプラスになる健康サポートの取り組みを進める必要がある。しっかりと支援していきたい」と語った。
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出典:薬事日報
薬+読 編集部からのコメント
日本薬剤師会が作成した「薬剤使用期間中の患者フォローアップの手引き」について、大阪府薬剤師会がその内容を説明する約30分の動画を制作しました。動画は今週末にも動画投稿サイトのユーチューブで配信される予定です。実施しづらい状態が続いている集合研修を補完する目的も込めて制作された動画は、服薬期間中の患者さんへのフォローアップの考え方を、大阪府薬の若手役員らがパワーポイントなどを駆使して分かりやすく解説しています。大阪府薬の乾会長は、動画を参考に服薬指導の質を高めるよう呼びかけています。