医療関係者12月にも開始~コロナワクチン追加接種
厚生労働省は22日、新型コロナウイルスワクチンの接種体制確保に関する自治体向け説明会をオンラインで開き、医療関係者104万人を対象に12月から3回目接種(追加接種)を開始するスケジュールを示した。65歳以上の高齢者61万人、その他一般住民43万人は2022年1月からスタートとした。
使用するワクチンは米ファイザー製で、2回目接種が完了してから8カ月以上経過した人を追加接種の対象としている。
具体的には、2月に優先接種が始まり、3~4月に2回目接種を行った医療関係者104万人の想定される追加接種の開始時期は12月からとし、翌年1月に200万人、2月に182万人、3月に84万人の計571万人とした。
高齢者は22年1月に61万人、2月に1147万人、3月に1540万人、4月に299万人の計3046万人。その他一般住民も、高齢者と同時期となる来年1月の43万人から開始する見通しだ。
一方、米モデルナ製の追加接種時期に関しては、高齢者は来年2月の8万人を皮切りとし、医療関係者は同年3月の5万人から始まる予定。
新型コロナウイルスワクチンの追加接種をめぐっては、接種後の時間経過により有効性や免疫原性の低下が確認されていることなどを踏まえ、17日の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会で実施を決定。
開始時期は、2回目接種の完了から概ね8カ月以上後とし、対象者については科学的知見や諸外国の対応状況を踏まえて判断するとしていた。
出典:薬事日報
薬+読 編集部からのコメント
オンラインにて開催された新型コロナウイルスワクチン接種体制確保に関する自治体向け説明会(9月22日)において、厚労省は医療関係者104万人を対象に12月から3回目接種(追加接種)を開始するスケジュールを提示。65歳以上の高齢者61万人、その他一般住民43万人は2022年1月からスタートとしています。使用ワクチンは米ファイザー製、2回目接種が完了してから8カ月以上経過した人を追加接種の対象としています。一方、米モデルナ製の追加接種時期に関しては、高齢者は来年2月の8万人、医療関係者は同年3月の5万人から始まる予定です。