医療

災害薬事コーディネーター、129人に大幅増員 大阪府薬剤師会

薬+読 編集部からのコメント

大阪府内の災害薬事コーディネーターを現行の4人から129人に増員する方針を、大阪府薬剤師会の乾英夫会長が明らかにしました。今回の増員は、府と市町村、地域薬剤師会の連携を円滑にする狙いで各地域に地域災害薬事コーディネーターを設置するものです。

大阪府薬剤師会の乾英夫会長(写真)は5日の定例会見で、府内の災害薬事コーディネーターを現行の4人から129人へ増員する方針を明らかにした。今月開催の研修会で府から委嘱を受ける予定。

 

現在、府には災害時に府や府薬と連携して医薬品の確保・供給などの調整や支援を行う災害薬事コーディネーターが4人配置されている。今回の増員は、府と市町村、地域薬剤師会の連携を円滑にする狙いで各地域に地域災害薬事コーディネーターを設置するもの。地域災害薬事コーディネーターは、災害時に保健所や地域薬剤師会と連携し、各地域の医薬品の流通調整を担う。

乾氏は、厚生労働省の委託事業「地域医薬品提供体制構築推進事業」にも言及。府内56支部に「地域薬剤師医薬品供給体制協議会」を設置して医師会や行政と連携し、地域に応じた供給体制の整備を進める方針を示し、「全ての地域で薬局が参加できる事業にして、今後の薬局薬剤師活動に結びつけたい」と語った。

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出典:薬事日報

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