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【短信】バルサルタン錠『AA』、健康影響と対応策を周知

薬+読 編集部からのコメント

高血圧治療剤「バルサルタン錠『AA』」から発癌性物質N-ニトロソジメチルアミンが検出された件について、厚労省は、健康影響や対策をまとめた通知を5日付で都道府県に発出しました。

厚生労働省=ヒトに発癌性を持つ可能性がある物質N-ニトロソジメチルアミン(NDMA)が検出されたことを受け、8月まで自主回収が行われたあすか製薬の高血圧治療剤「バルサルタン錠『AA』」について、服用による健康への影響評価と今後の対応策をまとめた通知を5日付で都道府県に発出した。

 

通知は、先月25日の医薬品等安全対策部会安全対策調査会の検討結果を記載したもの。

 

最もNDMAの混入濃度が高い原薬から製造された、最大容量の160mg錠を販売期間の4年間毎日1錠服用した場合、1万5000~3万人に1人の割合で過剰に癌を発症するリスクがあることや、8月に自主回収が終了して既に市場に流通していないこと、健康への影響を記載した文書をあすか製薬が作成した上で、薬剤師・医師などの医療従事者を通じて同剤を服用した患者に周知することとしている。

 

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出典:薬事日報

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