薬剤師会

低い健サポ薬局の認知度、“かかりつけ”は4割認知‐日薬が「調査PR」

薬+読 編集部からのコメント

日本薬剤師会が実施したアンケートによると

健康サポート薬局 「知らない」→91.6%
かかりつけ薬剤師 「知っている」→41.1%
かかりつけ薬剤師 「持っている」→15.6%(70代は25.9%)

健康サポート薬局は薬1000件と拡大しましたが、まだまだ認知度の低さが伺えます。

日本薬剤師会は11月28日の定例会見で、健康サポート薬局の啓発を目的とした「広報活動」について公表した。

 

「健康サポート」「かかりつけ薬剤師」などの言葉や、その機能について広く知ってもらうため、まだ一般的に知られていない事実や新製品などを調査という手法を用いて広める「調査PR」という手法を用いた。

 

調査は、今年9月5、6の2日間、20~79歳の男女1000人にインターネットで実施。健康サポート薬局を「知らない」と答えた人は91.6%で、「知っている」は8.4%にとどまっていた。健康サポート薬局を「使いたい」は51.3%だった。

 

かかりつけ薬剤師については、「知っている」が41.1%。既に「持っている」のは15.6%で、年代が上がるにつれ高くなる傾向が見られ、最も高い70代は25.9%だった。

 

日薬の有澤賢二常務理事は、健康サポート薬局の届け出が10月末で1147軒にとどまっている現状について、「期待したほど伸びていない」との印象を語った。ただ、健康サポート薬局の申請に必要な研修を終えた会員は8000人近くいるため、「何が足かせになっているのかも含め検証し、伸ばしていきたい」とした。

 

山本信夫会長は、健康サポート薬局の制度がスタートから1年で1000軒というペースを踏まえると、地域包括ケアシステムの構築を目指す2025年までの7年間で「1万軒を超えるペース」と予測した。

 

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出典:薬事日報

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