第23回 遠藤敦 先生
東京オリンピックの開催が5年後の2020年に迫っています。
日本はオリンピック開催国として、国際オリンピック委員会(IOC)および世界アンチ・ドーピング機構(WADA)からオリンピックをドーピングのないクリーンな大会として成功させることが求められています。
そこで今回は、アンチ・ドーピング活動を推進するスポーツファーマシストの遠藤敦先生に、その役割についてうかがいました。
これからの社会において、スポーツファーマシストにはどのようなことが期待されているのでしょうか。
東京オリンピックが開催されるまでの今後5年間で、日本がドーピングのないクリーンな国であるという根拠を作り、対外的に周知していく必要があります。そうしたアンチ・ドーピング活動の一端を担うのがスポーツファーマシストです。
ドーピングには競技者が明確な意図をもって行うものと、知らない間に不注意で使用禁止薬物を摂取してしまう「うっかりドーピング」があります。
幸いなことに、日本で見つかるドーピングのほとんどは、競技力を上げることを目的にした悪意のあるドーピングではなく、「うっかりドーピング」です。「自分は競技成績を上げるために、禁止薬物を摂ったりしないから大丈夫」と考えた選手が、風邪薬やサプリメントなどに含まれる禁止薬物を「うっかり」摂取してしまうことが原因となって引き起こされます。
薬剤師がオリンピックに向けてスポーツ領域に介入し、力を発揮できることのひとつが、こうした「うっかりドーピング」を防ぐこと。薬物が適切に使用されるようマネジメントし、競技者の健康とフェアプレーの精神を守ることだと考えます。
東京オリンピックの開催に向けて、スポーツファーマシストへの関心は高まり、今後相談件数が伸びてくることが予想されます。スポーツファーマシストとして活動していきたいと考えている人たちにとって、またとない活躍のチャンスです。
スポーツファーマシストの認定を受けるための講習はe-ラーニングなので、日常業務が忙しい勤務薬剤師でも学びやすい環境にあります。
2015年のプログラムは5月から開講しますから、ぜひスポーツファーマシストの認定を受けてほしいですね。2020年の東京オリンピックでは「競技場の外」ではなく、「競技場のフィールド」に立って、選手を応援・サポートしませんか。
東京オリンピックが開催されるまでの今後5年間で、日本がドーピングのないクリーンな国であるという根拠を作り、対外的に周知していく必要があります。そうしたアンチ・ドーピング活動の一端を担うのがスポーツファーマシストです。
ドーピングには競技者が明確な意図をもって行うものと、知らない間に不注意で使用禁止薬物を摂取してしまう「うっかりドーピング」があります。
幸いなことに、日本で見つかるドーピングのほとんどは、競技力を上げることを目的にした悪意のあるドーピングではなく、「うっかりドーピング」です。「自分は競技成績を上げるために、禁止薬物を摂ったりしないから大丈夫」と考えた選手が、風邪薬やサプリメントなどに含まれる禁止薬物を「うっかり」摂取してしまうことが原因となって引き起こされます。
薬剤師がオリンピックに向けてスポーツ領域に介入し、力を発揮できることのひとつが、こうした「うっかりドーピング」を防ぐこと。薬物が適切に使用されるようマネジメントし、競技者の健康とフェアプレーの精神を守ることだと考えます。
東京オリンピックの開催に向けて、スポーツファーマシストへの関心は高まり、今後相談件数が伸びてくることが予想されます。スポーツファーマシストとして活動していきたいと考えている人たちにとって、またとない活躍のチャンスです。
スポーツファーマシストの認定を受けるための講習はe-ラーニングなので、日常業務が忙しい勤務薬剤師でも学びやすい環境にあります。
2015年のプログラムは5月から開講しますから、ぜひスポーツファーマシストの認定を受けてほしいですね。2020年の東京オリンピックでは「競技場の外」ではなく、「競技場のフィールド」に立って、選手を応援・サポートしませんか。