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「フルナーゼ」のスイッチ了承‐膣カンジダ治療薬も登場へ

薬+読 編集部からのコメント

点鼻薬と膣カンジダのスイッチOTC薬が、要指導薬品として承認されました。

鼻過敏症治療薬「フルナーゼ点鼻薬」(グラクソ・スミス)は、「フルナーゼ点鼻液50μg56噴霧用」のスイッチOTC薬で、フルチカゾンプロピオン酸エステルが有効成分。
また、抗真菌薬「メンソレータムフレディCC1」「メンソレータムフレディCC1A」(ともにロート製薬)は、医療用「アデスタン腟錠300mg」のスイッチOTC薬。イソコナゾール硝酸塩が有効成分で、膣カンジダの再発時に処方する薬です。

薬事・食品衛生審議会要指導・一般用医薬品部会は14日、グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパンが承認申請したフルチカゾンプロピオン酸エステルを有効成分とする鼻過敏症治療薬「フルナーゼ点鼻薬」(季節性アレルギー専用)、ロート製薬のイソコナゾール硝酸塩を有効成分とする抗真菌薬「メンソレータムフレディCC1」「メンソレータムフレディCC1A」を要指導医薬品として承認することを了承した。

 

フルチカゾンプロピオン酸エステルを有効成分とする要指導薬は、医療用の「フルナーゼ点鼻液50μg56噴霧用」のスイッチOTC薬で、効能・効果は鼻づまり、鼻水(鼻汁過多)、くしゃみといった花粉による季節性アレルギー症状の緩和。

 

用法・用量は、15歳以上の成人で1日2回朝夕、左右の鼻腔内に各1回1度ずつ噴霧する。1日最大4回(合計8噴霧)まで使用してよいが、使用間隔は3時間以上置く。症状が改善すれば使用回数を減らすが、症状が悪化した場合は使用回数を増やしてもよい。1年間に3カ月間を超えて使用しないこととしている。

 

イソコナゾール硝酸塩を有効成分とする要指導薬は、医療用の「アデスタン腟錠300mg」のスイッチOTC薬。効能・効果は、医師から腟カンジダの診断・治療を受けたことがある人に限定した腟カンジダの再発。

 

用法・用量は、CC1では、15歳以上60歳未満の成人で1回1錠を、可能な限り就寝前に腟深部に挿入する。ただ、3日間経過しても症状の改善が見られないか6日間経過しても症状が消失しない場合は医師の診療を受けることとしている。CC1Aも同様だが、補助器具であるアプリケーターを用いて同錠を腟深部に挿入する。 なお、医療用では300mgを1回2錠で投与するが、使用者の利便性を考慮し、OTC薬では1錠中に含有する有効成分を600mgに増量し、1回の投与錠数を1錠としている。

 

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出典:薬事日報

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