インフルエンザ発生状況‐流行シーズンが本格化
厚生労働省=2014年第49週(1~7日)のインフルエンザ発生状況によると、定点当たり報告数は3・49となり、前週の報告数1・90から大きく増加し、流行シーズンが本格化している。
全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは3カ所、注意報レベルを超えている保健所地域は29カ所と、前週の8カ所から大幅に増えた。
都道府県別に報告数を見ると、岩手県が11・55、埼玉県が9・49、福島県が7・68、神奈川県が6・85、東京都が5・86、北海道が5・76などとなっており、44都道府県で前週の報告数よりも増加が見られた。第49週の1週間に医療機関を受診した患者数を推計したところ、約16万人と、前週の推計値の約10万人より大きく増加した。
インフルエンザ患者の入院報告数は112例と、前週の59例から増加した。発生報告における休校や学級閉鎖等の施設数の推移を見たところでは、休校が13施設と前週から7施設増、さらに学年閉鎖は103施設と前週の62施設から急増、学級閉鎖も597施設と前週の237施設から倍増以上となっており、インフルエンザの流行が拡大していることがうかがえた。
出典:薬事日報
薬+読 編集部からのコメント
インフルエンザの流行が本格化しています。薬+読編集部の周りでも感染者がちらほら…。患者さんと接することも多い薬剤師の皆さん、予防のための手洗い・うがいはもちろんですが、疲れを溜めないように気をつけましょう!(お互いに…)