エルメッドとの共同販促‐ファモチジンなど5製品で開始
日医工は、来年4月に控えるエーザイのジェネリック医薬品子会社「エルメッド・エーザイ」との統合に向け、10月からエルメッドが発売中の5製品に関する共同販促を開始する。3月にエーザイと、エルメッドの完全子会社化に向けた戦略的提携を発表し、10月にはエルメッドの発行済み株式全体の20%から33.4%と保有割合を引き上げ、共同販促を開始する計画だった。ジェネリック医薬品のシェアが高く、エルメッドの中でも特徴のある付加価値製剤5製品を共同販促し、顧客を獲得する狙いがある。
今回、共同販促を行う製品は、H2受容体拮抗剤「ファモチジンD錠10mg/20mg『EMEC』」、持続性アンジオテンシン変換酵素阻害剤「日本薬局方エナプリルマレイン酸塩錠エナラプリルM錠2.5/5/10『EMEC』」、経口浸透圧利尿・メニエール病改善剤「メニレット70%ゼリー20g/30g」、経皮吸収型・虚血性心疾患治療剤「硝酸イソソルビドテープ40mg『EMEC』」、タキソイド系抗悪性腫瘍剤「ドセタキセル点滴静注20mg/1mL『EE』、同80mg/4mL『EE』」
ファモチジンとエナラプリルは、湿製錠で嚥下困難な患者でも服用しやすい製品となっている。これら5品目については、両社で共同販促し、エルメッドが販売していく。
出典:薬事日報
薬+読 編集部からのコメント
日医工は、エーザイのGE薬子会社「エルメッド・エーザイ」との統合に向け、5製品の共同販売を開始。中でもファモチジンとエナラプリルは嚥下困難な患者でも服用しやすい製品とのこと。