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抗HIV薬「ゲンボイヤ」、29日付で緊急薬価収載

薬+読 編集部からのコメント

HIV感染症治療薬「ゲンボイヤ配合錠」が2016年6月29日付で薬価基準に緊急収載されることが決まりました。算定薬価は1錠6942.10円。HIV感染症治療薬は原則として全例調査を行うことが義務づけられているため、新薬に適用される14日処方制限ルールの対象からは外れるということです。

日本たばこ産業(JT)のHIV感染症治療薬「ゲンボイヤ配合錠」(成分名:エルビテグラビル、コビシスタット、エムトリシタビン、テノホビル)が29日付で薬価基準に緊急収載される。22日に中央社会保険医療協議会が総会で了承した。

 

抗HIV薬は、緊急に薬価基準への収載を必要とする医薬品の一つになっており、それを受けた対応。同剤には、類似薬効比較方式Iが適用され、算定薬価は1錠6942.10円となった。企業側の市場予測は、ピーク時の10年目に投与患者数4200人、販売額106億円。

 

同剤については、安全性の観点から、新薬に適用される14日処方制限ルールの対象から外すことを中医協総会が了承した。

 

HIV感染症治療薬は、市販後に原則として全例調査を行うことが義務づけられており、製造販売する企業8社が共同で調査する枠組みにより、患者の安全性確保が網羅的、効率的に実施されていると考えられることから、処方日数の制限は設けないこととした。

 

同剤は、今月17日に承認されていた。

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出典:薬事日報

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