【添付文書改訂】フルオロキノロン系、キノロン系抗菌薬で副作用を注意喚起
厚生労働省は9月24日付で、日本製薬団体連合会に対し、フルオロキノロン系およびキノロン系抗菌薬などの添付文書改訂を指示する通知を発出した(下掲)。
すべてのフルオロキノロン系およびキノロン系抗菌薬の「重大な副作用」の項で「アキレス腱炎、腱断裂等の腱障害」「精神症状」について注意を呼び掛ける。同抗菌薬の多くの成分では、従来の添付文書で腱障害や精神症状について注意喚起していたが、すべての同抗菌薬に共通のリスクと考えられることから、専門委員の意見も踏まえた調査の結果、改訂した。
このうち「オゼックス」(一般名:トスフロキサシントシル酸塩水和物)、「クラビット」(一般名:レボフロキサシン水和物)、「ジェニナック」(一般名:メシル酸ガレノキサシン水和物)、「タリビッド」(一般名:オフロキサシン)については「重大な副作用」の項に「末梢神経障害」を追記した。
出典:Web医事新報
薬+読 編集部からのコメント
厚労省により9月24日付で添付文書改訂の指示が通知されました。すべてのフルオロキノロン系およびキノロン系抗菌薬の「重大な副作用」の項に「アキレス腱炎、腱断裂等の腱障害」「精神症状」についての注意が追記されます。その他、「タグリッソ錠」(アストラゼネカ)、「オルミエント錠」(日本イーライリリー)等の改訂もされますので、詳細を下記で確認しましょう。