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薬情報

診療指針にコロナ薬推奨度~アビガン「軽症者に弱く推奨」

薬+読 編集部からのコメント

新型コロナウイルス感染症の成人患者の診療現場において、医師や薬剤師など医療者が適切に意思決定できるよう支援することを目的に、日本集中治療医学会と日本救急医学会は、新型コロナウイルス感染症に対する薬物療法の推奨度を記載した診療ガイドラインを公表しました。抗インフルエンザウイルス薬「アビガン(ファビピラビル)」では、軽症患者への投与を弱く推奨する一方、エリテマトーデス治療薬「プラニケル(ヒドロキシクロロキン)」については、全ての重症度の患者で投与しないことを強く推奨しています。ステロイド系抗炎症薬「デカドロン(デキサメタゾン)」に関しては、軽症患者に投与しないことを強く推奨する一方、重症患者には投与を強く推奨するとしました。

日本集中治療医学会と日本救急医学会は、新型コロナウイルス感染症に対する薬物療法の推奨度を記載した診療ガイドラインを公表した。抗インフルエンザウイルス薬「ファビピラビル」(製品名:アビガン)では、軽症患者への投与を弱く推奨する一方、エリテマトーデス治療薬「ヒドロキシクロロキン」(プラニケル)について、全ての重症度の患者で投与しないことを強く推奨した。


診療ガイドラインは、成人の新型コロナウイルス感染症患者の診療現場で医師や薬剤師など、医療者が適切に意思決定できるよう支援することが目的。7月末時点で得られたエビデンスをもとに作成した。

 

ファビピラビルについては、酸素投与が必要ない軽症患者への投与を弱く推奨するとした一方、酸素投与や入院が必要な中等症患者、人工呼吸器管理や集中治療が必要な重症患者への投与は現時点で推奨を提示しないとした。

 

抗インフルエンザ薬のウミフェノビル投与群との無作為化比較試験(RCT)の結果、軽症患者に対してはわずかにファビピラビル投与群の方が利益が勝ると判断したが、中等症、重症患者に対するファビピラビルの利益と害のバランスは判断不能とした。

 

国内初の新型コロナウイルス治療薬「レムデシビル」(ベクルリー)では、中等症、重症患者を対象としたRCTで、投与の利益が害に勝ると判断し、投与を弱く推奨するとした。一方、軽症患者に対する投与について同剤の利益と害のバランスは判断不能とし、推奨を提示しないとした。

 

ヒドロキシクロロキンでは、同剤投与による害が利益を上回るとし、全ての重症度の患者に投与しないことを強く推奨するとした。

 

新型コロナウイルス感染症診療の手引きに治療薬として記載されているステロイド系抗炎症薬「デキサメタゾン」(デカドロン)に関しては、軽症患者に投与しないことを強く推奨する一方で、重症患者には投与を強く推奨するとした。

 

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出典:薬事日報

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