ファイザーの新型コロナワクチン、「2021年中に7200万人分供給」で最終合意
厚生労働省は1月20日、米ファイザー社が独ビオンテック社と共同開発した新型コロナウイルスワクチン「BNT162b2」について、日本での薬事承認を前提に、2021年中に約1億4400万回分(約7200万人分)の供給を受けることでファイザーと最終合意し契約を締結したと発表した。
厚労省とファイザーは昨年7月末に「2021年6月末までに1億2000万回分(6000万人分)のワクチン供給」で基本合意していたが、最終合意では、供給量が約1200万人分増える一方で、「6月末まで」としていた供給の期限が「2021年中」に緩められた。
mRNAワクチン「BNT162b2」は、昨年12月に厚労省に対し製造販売承認の申請が行われており、国内治験のデータも含めて安全性・有効性が確認されれば、2月にも承認される見通しとなっている。
<このページを読んだあなたにおすすめ>
新型コロナウイルスによる薬剤師の転職への影響は?現在の転職事情について解説
出典:Web医事新報
薬+読 編集部からのコメント
米ファイザー社と独ビオンテック社の共同開発による新型コロナウイルスワクチン「BNT162b2」について、2021年中に約7200万人分の供給を受けることでファイザーと最終合意し契約を締結したことを厚労省が発表しました。昨年7月末の基本合意から、供給量は「約1200万人分」増える一方で、供給の期限が約半年先延ばしになった形です。同ワクチンは昨年12月に製造販売承認申請が行われており、安全性・有効性が確認されれば2月にも承認される見通しとなっています。