医療費

奨学金利用、薬剤師の3割~平均年収は500万円に

薬+読 編集部からのコメント

厚労省では薬剤師の業務実態や働き方などを把握するために実施しました「薬剤師の需給動向把握事業における調査結果」を公表。薬局薬剤師の平均年収は488万円、病院薬剤師の平均年収は512万円であり、薬局薬剤師の29.0%、病院薬剤師の35.7%が奨学金を利用していることが判明。薬局薬剤師では奨学金の平均額が461万円となりました。600万円以上の割合を見ると、4年制では4.9%であるのに対し、6年制では41.2%となり、6年制ではより奨学金を利用している人が多い実態がうかがえました。

厚労省調査
厚生労働省は、薬剤師の需給動向把握事業における調査結果を公表した。それによると、薬局薬剤師の平均年収は488万円、病院薬剤師の平均年収は512万円であり、薬局薬剤師の29.0%、病院薬剤師の35.7%が奨学金を利用していることが明らかになった。薬局薬剤師では奨学金の平均額が461万円となり、特に6年制で利用率が高いことも分かった。

 

調査は、薬剤師の業務実態や働き方などを把握するために実施したもの。薬剤師の充足人数を尋ねたところ、薬局では「適切な人数を確保できている」との回答が60.5%と最も多く、「適切な人数より不足している」との回答は19.4%となった。

 

一方で、病院では「適切な人数を確保できている」との回答が38.2%にとどまり、「適切な人数より不足している」が50.5%と半数に上った。

 

実際、薬剤師の募集について、2019年1月から12月における常時募集、定期募集の状況を見たところ、薬局では常時募集の実施割合が26.6%、定期募集は13.7%だったのに対して、病院では常時募集の実施割合は40.2%、定期募集も27.5%と薬局に比べて高かった。

 

特に、病院において19年4月から20年3月の1年間に臨時に薬剤師を募集した薬局は28.9%あり、このうち3カ月以内に応募があった割合は35.6%だった。臨時募集の理由は「常に欠員が生じている」との回答が47.5%と最多で、病院薬剤師が不足している状況がうかがえた。

 

また、薬局薬剤師の年収を見ると、「500~600万円未満」が21.6%と最も多く、次いで「600~700万円未満」が17.9%、「700~1000万円未満」が14.8%と続いたが、平均では488万円となった。

 

病院薬剤師の年収は「400~500万円未満」が29.7%と最も多く、次いで「500~600万円未満」が25.7%、平均は512万円となった。

 

また、薬局薬剤師の29.0%が奨学金制度を利用しており、大学課程別では4年制が23.4%、6年制が45.8%と、6年制課程での利用率が高いことが明らかになった。

 

卒業時の概算の累計利用額は「200~400万円未満」が25.4%と最も多く、平均は461万円となった。

 

大学課程別に比較したところ、4年制では利用累計額が「200万円未満」と「200~400万円未満」に集中しており、全体の50%を占めた一方、6年制では「200~400万円未満」が18.5%と最も多かった。600万円以上の割合を見ると、4年制では4.9%であるのに対し、6年制では41.2%となり、6年制ではより奨学金を利用している人が多い実態がうかがえた。

 

病院薬剤師では、35.7%が奨学金制度を利用しており、卒業時の概算の累計利用額は「200~400万円未満」が29.8%と最も多かった。

 

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出典:薬事日報

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