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【21年度登録販売者試験】総受験者8000人以上増加~合格率も49.3%に上昇

薬+読 編集部からのコメント

2021年度の登録販売者試験(※全国自治体などで実施)の結果が出揃いました。薬事日報社が各都道府県等が公表した数値をもとに集計したところ、2021年度試験の全国受験者数の総合計は6万1070人。合格者数は3万0082人、合格率は49.3%となっています。21年度の試験結果から、登録販売者試験合格者数の累計(08~20年度)人数は36万4948人に。20年度と同様に新型コロナ感染症拡大防止の観点などから、居住地以外の他府県等からの受験制限をかける自治体も多く見られましたが、昨年度に比べて総受験者数は8111人増、合格者数も8130人増となりました。

全国の自治体などで実施された2021年度の登録販売者試験の結果が出揃った。各都道府県等が公表した数値をもとに本紙が集計したところ、今年度試験の全国受験者数の総合計は6万1070人で、合格者数は3万0082人、合格率は49.3%となった。今年度の試験結果から、登録販売者試験合格者数の累計(08~20年度)人数は36万4948人となった(受験者数、合格者数はいずれも延べ人数)

 

昨年度と同様に新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点などから、居住地以外の他府県等からの受験制限をかける自治体も多く見られたが、昨年度に比べて総受験者数は8111人増、合格者数も8130人増となった。全国平均合格率は7.8ポイント増加した。

 

新型コロナウイルス感染症が国内で拡大した20年度の試験では前年度の日程を先送りする自治体が多く、受験要件を各自治体に居住、通勤や通学していることや近隣エリア在住者のみに限定する受験地制限を促す動きも初めて行われた。

 

今年度も同様の措置をとる自治体が多かったが、ほとんどの自治体で受験者が1割以上増加。試験が実施された昨年8月末から12月中旬まではコロナ感染者数が減少したこと等が要因として考えられる。三重県は9月1日に実施予定だった日程が、県下での緊急事態措置適用期間と重なったため12月12日に延期している。

 

試験実施単位で受験者が最も多かったのは、関西広域連合(2府4県)の9402人、次いで東京都4888人、愛知県3519人、神奈川県3311人、千葉県3025人、福岡県2891人、埼玉県2886人、北海道2236人、宮城県1749人、静岡県1607人だった。

 

各自治体が公表した試験合格率の上位は、▽山口県68.8%▽広島県66.7%▽岡山県64.9%▽愛媛県64.6%▽香川県63.6%▽鳥取県60.4%▽愛知県59.1%▽島根県57.4%▽静岡県57.0%▽関西広域連合56.3%――の順だった。

 

登録販売者試験は、昨年8月25日に実施された北海道・東北(1道6県)を皮切りに、12月12日の九州・沖縄(8県)まで、全ての都道府県で全8日程で実施された。

 

実施日程、自治体は次の通り。

 

▽8月25日:北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島

▽8月29日:関西広域連合(滋賀、京都、大阪、兵庫、和歌山、徳島)、福井

▽9月1日:富山、石川、岐阜、静岡、愛知

▽9月9日:茨城、栃木、群馬、新潟、山梨、長野

▽9月23日:埼玉、千葉、東京、神奈川

▽9月26日:奈良

▽11月9日:鳥取、島根、岡山、広島、山口、香川、愛媛、高知

▽12月12日:福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄、三重

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出典:薬事日報

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