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【経産省事業】「両用性」設備を整備へ~国内ワクチン製造8社

薬+読 編集部からのコメント

ワクチンを製造する国内8社で、パンデミック発生時に対応するワクチン製造にラインを切り替えられるようにする「デュアルユース設備」を整備することが明らかになりました。そのうちKMバイオロジクス、JCRファーマの2社は、経済産業省の「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業」のワクチン製造拠点整備事業に採択され、補助を受けながら整備するとしています。

ワクチンを製造する国内8社は、パンデミック発生時に対応するワクチン製造にラインを切り替えられるようにする「デュアルユース設備」を国内で整備することになった。MeijiSeikaファルマとARCALIS(アルカリス)、第一三共、タカラバイオ、富士フイルム富山化学、AGCは、mRNAワクチンの製造を担う。

 

KMバイオロジクス、JCRファーマを加えた8社は、経済産業省の「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業」のワクチン製造拠点整備事業に採択され、補助を受けながら整備する。

 

MeijiSeikaファルマは、千葉県柏市にあるmRNA薬・ワクチンの創薬支援、受託開発製造(CDMO)事業を行うアルカリスと共同で整備する。福島県南相馬市の原薬製造工場に製剤製造工場を併設することで、原薬から製剤の一貫製造体制を構築する。

 

第一三共は、埼玉県にある生産子会社の第一三共バイオテックに、自社開発のmRNAワクチン生産体制を整える。また、AGCは神奈川県横浜市の横浜テクニカルセンターにおいて、mRNAワクチン、バイオ医薬品のCDMO事業の製造能力拡大の検討を本格化する。2025年稼働開始を目指す。

 

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出典:薬事日報

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