医療

メディセオなど6社、ドローン輸送でレベル4実証~東京・あきる野で2月から1カ月

薬+読 編集部からのコメント

医療用の研究用検体をドローンによって運ぶ実証実験が、東京都あきる野市で、2月1日から1カ月の計画で実施されます。市街地などの人がいるエリアを目視なしで飛ばす「レベル4」が昨年12月に解禁されたことを受け実施されるもので、午前10時ごろから午後4時ごろまでを1日最大5往復、約120mの飛行ルートが設定されています。

メディセオなど6社は18日、東京都あきる野市で、ドローンを市街地などの人がいるエリアを目視なしで飛ばす「レベル4飛行」により医療用の研究用検体を運ぶ実証実験を、2月1日から1カ月の計画で実施すると発表した。昨年12月に「レベル4」が解禁されたことを受けて行われるもの。これまでの実証実験では昨年2月に都内の隅田川で医薬品配送を対象にした3日間の計画だったが、今回は長期運用を行い、安全な運航管理のオペレーション、輸送検体の品質管理、ビジネスモデルなどの課題を抽出し、実用に向けた検討に役立てる。

 

今回は、平日の日中に、遠隔地からの運航管理による飛行業務を行う。公立阿伎留(あきる)医療センターとエスアールエルセントラルラボラトリーの約120mで飛行ルートを設定し、物流用ドローンの自律飛行により輸送を行う。午前10時ごろから午後4時ごろまで1日最大5往復を予定している。用いる機体は、幅が約1mのACSL社製「PF2-LTE」。

 

実証実験は、東京都の「ドローン物流サービスの社会実装促進に係る実証プロジェクト」に基づいて行われる。今年度は飛行実証やオペレーションの確認を行い、2023年度以降のレベル4での飛行実証の基礎を確立することを目的に実施される。

 

実施するのはメディセオほか、KDDI、KDDIスマートドローン、日本航空、東日本旅客鉄道、ウェザーニューズ。

 

今後について6社は、「23年度には都心部でのレベル4飛行実証、24年度には都心部での長期的なレベル4飛行実証を行う予定にしている。将来的には、ドローンを活用したまちづくりの実現に向け、物流をはじめとする多様なサービスの展開を目指し、実証を進めていく」としている。

 

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出典:薬事日報

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