薬局への一時金引き上げ~マイナ保険証利用促進策 厚生労働省
厚生労働省は、マイナ保険証利用率の高い薬局に対するさらなる利用促進策として、今月と7月に限って利用人数の増加に応じて一時金を最大10万円から20万円に引き上げる。21日の社会保障審議会医療保険部会で了承された。
薬局のマイナ保険証利用率は5月現在で7.40%。5~7月は昨年10月実績・同月利用人数からの増加量に応じて最大10万円を支給することとなっていたが、5月時点で一時金上限の10万円に達している施設も相当数あり、利用が進んできた施設に対して、さらに利用率を押し上げるためのインセンティブが必要と判断。利用人数の増加に応じて薬局の一時金を最大20万円とすることにした。
マイナ保険証利用件数が多い薬局について、顔認証付きカードリーダーの増設を支援する。昨年10月から今年7月までのいずれかの月のマイナ保険証の月間利用件数の総数が500件以上の機関については、顔認証付きカードリーダー1台の増設に要した費用の一部を補助する。
補助対象・補助率は顔認証付きカードリーダー・資格確認端末の購入費用・工事費に対して2分の1補助し、薬局の補助上限額は1台27万5000円となる。
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出典:薬事日報
薬+読 編集部からのコメント
厚生労働省は、マイナ保険証利用率の高い薬局に対するさらなる利用促進策として、2024年6月と7月に限り、利用人数の増加に応じて一時金を最大10万円から20万円に引き上げます。薬局のマイナ保険証利用率は5月時点で7.40%となっています。