薬剤師会

薬剤師が子供の相談役に~日薬 岩月会長ら、三原特命大臣を訪問

薬+読 編集部からのコメント

日本薬剤師会の岩月会長らが三原内閣府特命担当大臣を訪問し、こども家庭庁の「こどもの悩みを受け止める場に関するプロジェクトチーム」の取り組みについて意見交換を実施。三原氏が「子供や若者にとって身近な存在となっている薬局、薬剤師が調剤、服薬指導、健康相談を通じて果たす役割は非常に大きい」と協力を求めると、岩月氏も「気軽に相談できる場所として活用してほしい」と述べました。

日本薬剤師会の岩月進会長らは6月27日、三原じゅん子内閣府特命担当大臣を訪問し、こども家庭庁の「こどもの悩みを受け止める場に関するプロジェクトチーム」の取り組みについて意見交換を行った。

 

日薬からは渡邊大記副会長、富永孝治常務理事も出席。三原氏は、「子供の自殺者の高止まりや児童虐待相談件数が増加する中で、信頼できる大人との顔の見える関係を築くことが非常に大事。子供や若者にとって身近な存在となっている薬局、薬剤師が調剤、服薬指導、健康相談を通じて果たす役割は非常に大きい」と協力を求めた。

 

それに対し岩月氏は「子供の悩みを受け止める場として、薬局が病院受診前の橋渡しの場に近い機能を持っていると思う。気軽に相談できる場所として活用してほしい」と述べたほか、富永氏も「薬局も一人薬剤師や相談のための個室が必ずしも十分に整備されているわけではない。相談者がゆっくり相談できる体制づくりのためにも人や設備に関する手当も考えていただきたい」と支援を求めた。

 

こども家庭庁の取り組みである「こどもの悩みを受け止める場に関するプロジェクトチーム」は子供が安心して悩みを打ち明けられる環境づくりの課題や、大人に求められる対応を明らかにすることを目的として立ち上げられた。

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出典:株式会社薬事日報社 

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