医療

薬学生向け認定制度創設~就職でのアピール材料に 日本臨床腫瘍薬学会

薬+読 編集部からのコメント

日本臨床腫瘍薬学会が「がん治療薬学生エキスパート」の認定制度を創設。高度化する癌薬物療法に関する正しい知識と普及、質の向上を通じて、卒後早期から癌医療現場で活躍できる薬学生を養成するのが狙いで、就職試験でのアピール材料にもなるとしています。

日本臨床腫瘍薬学会は、癌医療を志す薬学生が一定水準の癌薬物療法や関連領域の知識を身につけることのできる「がん治療薬学生エキスパート」の認定制度を創設した。高度化する癌薬物療法に関する正しい知識と普及、質の向上を通じて、卒後早期から癌医療現場で活躍できる薬学生を養成するのが狙い。就職試験でのアピール材料にもなるとしている。

 

同認定の申請は、▽大学薬学部の薬剤師養成課程に在籍している学生であること▽日本臨床腫瘍薬学会の学生会員であって会費が未納でないこと▽学会認定の癌領域のウェブ講習を受講していること▽認定試験に合格していること――が要件。学会入会後に講習を受講し、認定試験に合格して認定を受ける流れになる。

 

同学会は、「がん治療薬学生エキスパート」の認定取得のメリットについて、学会の正式な認定資格として認定証を交付し、履歴書等に記載することができるほか、癌医療を志したいという意欲を就職試験等でアピールできること、実施予定の学生シンポジウムの企画運営などを通じて学会活動に学生段階から関与できることを挙げている。

 

学生会員の年会費は2000円で、学生会員でなくなった時は認定資格を喪失する。

 

既に今年度の認定希望者を募集しているところで、今月から自宅でウェブ講習の受講を開始。11月頃に自宅でインターネットを活用した試験方式であるIBT形式の認定試験の受験、年内には認定というスケジュールが予定されている。

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出典:株式会社薬事日報社 

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