ビューティー

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薬剤師兼美容家として活動する花田真理さんが、「薬剤師として知っておきたい美容の知識」「手軽にできるヘアアレンジ」など、“薬剤師と美容”をテーマに語るコラムです。

vol.19 医薬品・医薬部外品・化粧品……種類で異なるリップクリームの使い方

前回、「リップクリームには医薬品、医薬部外品、化粧品と種類がある」とお伝えしました。
今回はリップクリームの種類や効果的な使い方について紹介します。

<リップクリームの種類と使い方>
リップクリームは配合成分などによって、「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」と分類されます。どの商品もドラッグストアで購入できますが、唇の荒れ具合によって使い分けが必要です。
各種類の使い分け方を見ていきましょう。

◆医薬品のリップクリーム◆
医薬品のリップクリームは治療を目的に作られ、主に「第3類医薬品」として販売されています。
具体的な有効成分は「アラントイン」「グリチルレチン酸」「塩酸ピリドキシン」「トコフェロール酢酸エステル」などが配合されています。
また、白色ワセリンもリップクリームとして使用されるので、医薬品に分類されます。
医薬品のリップクリームは唇の荒れがひどいときに使用します。

◆医薬部外品のリップクリーム◆
医薬部外品のリップクリームは医薬品とは違い、治療目的で使用されるものではありません。
「薬用」とパッケージに記載されていることが多いので医薬品のようなイメージがありますが、「予防」に使用されるものです。
「トコフェロール酢酸エステル」、「グリチルレチン酸ステアリル」、「l-メントール」などが有効成分として配合されています。

◆化粧品のリップクリーム◆
化粧品のリップクリームは医薬部外品のものと同様、治療目的で使用されるものではありません。これも「予防」として使用するものです。
医薬部外品のリップクリームには有効成分が規定量配合されていますが、化粧品の場合は有効成分が必ず配合されているわけではありません。「ミネラルオイル」「○○油」などの保湿成分がメインで配合されています。

<リップクリームの効果的な使い方>
唇の荒れがひどいときに使用するのが「医薬品のリップクリーム」、唇の荒れがなくても予防として使用するのが「医薬部外品もしくは化粧品のリップクリーム」です。
リップクリームの種類だけでなく、塗り方にもコツがあります。

◆効果的な塗り方①◆
唇のしわは「縦」に入っています。
そのため、唇のしわに合わせて縦向きに塗ると、しわにまでリップクリームの成分が塗ることができ、より効果が期待できます。横向きに塗ると生じる摩擦を避けることもできます。

◆効果的な塗り方②◆
冬はリップクリームが冷え、中身が固くなってしまうことがあります。
そのため塗るときに唇への滑りが悪くなり、摩擦が起こりやすくなります。
摩擦による唇の荒れを起こさないためにも、手のひらで握ったりするなど、少し温めてから使用するようにしましょう。

このように症状に合わせてリップクリームを使い分けるとよいでしょう。
ただし、乾燥予防で使用する場合も塗りすぎると逆効果になることもあります。「予防」で使用する場合は1日3~5回程度にしておきましょう。

花田 真理(はなだ まり)

大学卒業後、調剤薬局に勤務、その後化粧品業界へ転職し、薬事・商品研究開発・総括製造販売責任者等の業務に携わる。現在は、自身のブランド(化粧品「MarryMemory」、ハーブティー「Doctor&Pharma」)を立ち上げ、薬剤師兼美容家として活動中。

Doctor&Pharma:http://www.doctor-and-pharma.co.jp/

花田 真理(はなだ まり)

大学卒業後、調剤薬局に勤務、その後化粧品業界へ転職し、薬事・商品研究開発・総括製造販売責任者等の業務に携わる。現在は、自身のブランド(化粧品「MarryMemory」、ハーブティー「Doctor&Pharma」)を立ち上げ、薬剤師兼美容家として活動中。

Doctor&Pharma:http://www.doctor-and-pharma.co.jp/

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