ビューティー

ビューティー

薬剤師兼美容家として活動する花田真理さんが、「薬剤師として知っておきたい美容の知識」「手軽にできるヘアアレンジ」など、“薬剤師と美容”をテーマに語るコラムです。

vol.28 アトピー肌のベースメイクの選び方

前回はアトピー肌向けの洗顔方法についてご紹介しましたが、アトピー肌に悩む方の場合、化粧品はどのように選べばいいかご存じですか?
「アトピー肌でも症状が軽いときはメイクをしたい」と思う方はいるでしょう。本人が望むのであれば、症状が軽いときにメイクを楽しんで、気持ちを明るくさせることは大切ですよね。
しかし、メイクをする際には気をつけなければならないこともあります。その1つが「ベースメイク」。
今回はアトピー肌のベースメイクについてご紹介します。

アトピー肌の状態
前回のおさらいになってしまいますが、アトピー肌の方は、肌(角質層)の水分含有量が低下していて、バリア機能が低下している状態です。これは、外部からの異物の侵入や刺激を受けやすくなっている状態といえます。
ベースメイクは主に「化粧下地」「ファンデーション」「フェイスパウダー」のことをいいますが、洗顔・スキンケア(保湿)の後に使用するため、肌への影響が出やすいアイテムです。

ベースメイクの選び方
アトピーに悩む方のベースメイクは、下記のポイントに気をつけて選ぶようにしましょう。

  • ① クレンジングが不要の「洗顔料で落ちる」アイテムを!

    クレンジングは肌に負担がかかりやすいです。アトピー肌の方はクレンジングを使用しないで済むのであれば、使用しない方がお肌のためです。
    そのため、洗顔料だけで落とせる「落としやすい化粧品」を選ぶことが大切です。
    落としやすい化粧品とは、油性成分がメインで使われているか否かで判断するとわかりやすく、油性成分が使用されていないものが落としやすいです。油性成分とは、一例ですが○○油、ミツロウ、パラフィン、ステリルアルコール、ミリスチン酸イソプロピルなどが挙げられます。(これらが配合されていてもクレンジング剤不要とうたっている商品もあります。油性成分の配合量にもよっても異なるため、メーカーの指示がある場合はクレンジング剤は不要と考えて問題ありません)

  • ② 化粧下地は使用しない!

    化粧下地は本来メイクの仕上がりを良くするものですが、界面活性剤が使用されているものが多く、アトピー肌には刺激になりやすいです。そのため、化粧下地は使用せず、肌に直接ファンデーションをつける方が刺激を少なくできます。

  • ③ パウダータイプのファンデーションを!

    アトピー肌は乾燥しているからと、クリームタイプやリキッドタイプのファンデーションを選ぶ方がいますが、ファンデーションを選ぶ際は「パウダータイプ」を選ぶようにしましょう
    クリームタイプやリキッドタイプのファンデーションには界面活性剤が使用されているものが多く、アトピー肌には刺激になりやすいです。油性成分の含まれないパウダータイプのファンデーションはクレンジング不要なものが多く、洗顔料で落とすことができるため、肌への負担を減らすことができます。
    パウダーの成分には酸化チタンや酸化亜鉛など紫外線散乱剤が使用されていることが多いため、アトピー肌の紫外線対策にも役立ちます。パウダーファンデーションよりカバー力は劣りますが、よりかるいメイクでいい場合は、フェイスパウダーで過ごしてもいいでしょう。

  • ④ ブラシやゴワゴワした固いパフは避ける!

    パウダーファンデーションやフェイスパウダーをつける際に使用するブラシやパフにも注意が必要です。
    ブラシで何度も肌を擦ったり、ゴワゴワした固いパフでファンデーションをつけていくと肌への刺激となります。
    柔らかいパフを使用し、優しく肌にのせていくことを意識しましょう。

アトピー肌の方はとにかく刺激に弱いため、刺激を引き起こすものを避けることが大切です。
メイクをする前はしっかり保湿をすることや、使用するパフは毎回清潔なものを使用すること、新しい化粧品を使用する前は必ずパッチテストを行うなど、アトピー肌が悪化しないよう対策も、忘れずに行ってくださいね!

>>>美容の専門家・ビューティケアアドバイザーとは?

花田 真理(はなだ まり)

大学卒業後、調剤薬局に勤務、その後化粧品業界へ転職し、薬事・商品研究開発・総括製造販売責任者等の業務に携わる。現在は、自身のブランド(化粧品「MarryMemory」、ハーブティー「Doctor&Pharma」)を立ち上げ、薬剤師兼美容家として活動中。

Doctor&Pharma:http://www.doctor-and-pharma.co.jp/

花田 真理(はなだ まり)

大学卒業後、調剤薬局に勤務、その後化粧品業界へ転職し、薬事・商品研究開発・総括製造販売責任者等の業務に携わる。現在は、自身のブランド(化粧品「MarryMemory」、ハーブティー「Doctor&Pharma」)を立ち上げ、薬剤師兼美容家として活動中。

Doctor&Pharma:http://www.doctor-and-pharma.co.jp/

<PR>満足度NO.1 薬剤師の転職サイト