医療

OD防止へ対応マニュアル~薬剤師などが“門番役”に 厚生労働省

薬+読 編集部からのコメント

厚生労働省が、薬剤師や登録販売者などがOTC医薬品の販売時にオーバードーズ(OD)防止に向けた対応を示した「ゲートキーパーとしての薬剤師等の対応マニュアル」を公表。ODのリスクがある購入者が来店した際の対応フローなどが記載されています。

厚生労働省は20日、薬剤師や登録販売者などがOTC医薬品の販売時にオーバードーズ(OD)防止に向けた対応を示した「ゲートキーパーとしての薬剤師等の対応マニュアル」を公表した。ODのリスクがある購入者が来店した際の対応フローのほか、緊急時の身の守り方など販売者自身のケアも例示している。

 

同マニュアルは、OTC薬を販売する薬剤師、登録販売者、学校薬剤師を対象としたもの。ODに関する理解を深めること、ゲートキーパーとして販売現場等で適切に対応する際に役立てることを目的としている。

 

内容では、高校生全体の1.6%が過去1年以内にOD経験があることなど、ODの実態を記載した。その上で、「現場での対応」の項目を設け、薬剤師等にゲートキーパーとして求める具体的対処法として、気づく、関わる、つなぐ、見守ることを示した。

 

販売店舗に勤務する薬剤師がOTC薬乱用の可能性に気づいた情報源を記載した上で、購入者のODのリスクに気づくためのポイントとして、「店舗の管理帳簿等に大量購入または頻回購入の記録がないか」「ふらつきなど購入者の言動に普段と異なるところがないか」などを記載。日常的に購入者の様子をよく観察し、店舗内で共有し合うことが気づきの第一歩になるとした。

 

ODや依存症のリスクを抱える疑いのある購入者が来店した場合の対応フローも盛り込んだ。乱用・依存のリスクを確認して販売の可否を判断した上で、販売する場合や、販売するが乱用・依存の可能性がある場合、リーフレットの封入で相談窓口の情報を提供するとした。販売しない場合は治療・相談の状況を確認し、「未受診」と「受診・相談中」の別に対応を記載した。

 

また、各シーンでの具体的な声かけも例示している。

 

販売現場における見守りとして、「さりげないコミュニケーションを販売者側から取るスタンスが重要」とし、来店時のあいさつ、購入時の「お大事に」など一言付け足すことなども見守りにつながるとした。

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出典:株式会社薬事日報社 

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