医療機器

報告品目を薬価収載‐リリカOD錠など8成分

薬+読 編集部からのコメント

2017年5月31日、厚生労働省は報告品目と新キット製品、8成分11品目を薬価基準に収載します。内用薬は疼痛治療薬「リリカ」のOD錠、注射薬は造影剤「オプチレイ」の規格追加などということです。

厚生労働省はきょう31日、薬事・食品衛生審議会医薬品部会の報告品目と新キット製品8成分11品目を薬価基準に収載する。内用薬は疼痛治療薬「リリカ」のOD錠追加など4成分6品目、注射薬は造影剤「オプチレイ」の規格追加など3成分3品目、外用薬は気管支喘息治療薬「アニュイティ」の1成分2品目だった。キット製品としては、「オプチレイ」と「アニュイティ」が収載された(表参照


 

疼痛治療薬「リリカOD錠25mg、同75mg、同150mg」(一般名:プレガバリン、ファイザー)は、既収載のカプセル錠(3規格)に対応した口腔内崩壊錠を追加した。

 

そう痒症改善薬「レミッチOD錠2.5μg」(ナルフラフィン塩酸塩、東レ)は、2.5μgカプセル錠に口腔内崩壊錠を追加した。

 

水利尿薬「サムスカ顆粒1%」(トルバプタン、大塚製薬)は、これまでの錠剤に顆粒を追加。類似薬効比較方式Iで算定した。

 

骨髄線維症治療薬「ジャカビ錠10mg」(ルキソリチニブリン酸塩、ノバルティスファーマ)は、既存の5mg錠に10mg錠を追加。規格間調整で算定した。

 

眼科手術補助剤「マキュエイド眼注用」(トリアムシノロンアセトニド、わかもと製薬)は、医療安全などの観点から、販売名称を変更した代替新規品目。新たに「テノン嚢下投与」の効能が追加され、硝子体内注射だけではなくなり、名称に齟齬が生じたため、「マキュエイド硝子体内注用」から名称変更を行った。

 

人工腎臓透析用剤「Dドライ透析剤2.75S」(A剤:塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム水和物、塩化マグネシウム、無水酢酸ナトリウム、氷酢酸、ブドウ糖、B剤:炭酸水素ナトリウム、日機装)は、既に2.5Sと3.0Sがあり、中間の2.75Sを加えた。

 

非イオン性ヨード造影剤「オプチレイ350注シリンジ135mL」(イオベルソール、富士製薬工業)は、既に74.1%の濃度で、50mLと100mLが収載されており、今回、新たに135mL1筒の規格を追加した。規格間調整、キット製品として算定した。

 

気管支喘息治療薬「アニュイティ100μgエリプタ30吸入、同200μgエリプタ30吸入」(フルチカゾンフランカルボン酸エステル、グラクソ・スミスクライン)は、既収載の「レルベア配合錠」(フルチカゾンフランカルボン酸エステル/ビランテロールトリフェニル酢酸塩)の成分のうち、フルチカゾンフランカルボン酸エステル単剤の承認を取得したもの。

 

配合剤より、用量調節などを行いやすくなり、1日1回の吸入投与で済むようになった。類似薬効比較方式II、キット製品として算定した。

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出典:薬事日報

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