【第104回薬剤師国家試験】持っていくものは? 当日の過ごし方は?
■試験日&合格発表日を最終確認
■持っていくものは?
受験票、鉛筆・シャープペン、鉛筆削り、黒のボールペン、消しゴム、地図・受験案内、昼食、ノート・参考書、飴やチョコなど(糖分補給に)、飲み物、現金・PASMOやSuica等、携帯電話、ゴミ袋、腕時計(電卓・通信機能がないもの)ハンカチ、ティッシュ、ウェットティッシュ、マスク、防寒着(雨具)、カイロなど。常備薬は事前申請が必要な場合もあるので注意して。
■持ち込み禁止・注意のものは?
計算機能や通信機能がついたデジタル時計、ティッシュを机に置く場合は中身のみなど既定がある場合も。ひざ掛け、クッション、座布団は、使用可能ですが、試験官によるチェックがある場合も。会場により異なるので確認しておきましょう。
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■試験当日のスケジュール
【1日目】
9:30~11:00 必須問題試験
物理・化学・生物、衛生、薬理、薬剤、病態・薬物治療、法規・制度・倫理、実務
11:00~12:30 昼休憩(90分間)
12:30~15:00 一般問題試験(薬学理論問題)
物理・化学・生物、衛生、法規・制度・倫理
15:00~15:50 休憩(50分間)
15:50~17:45 一般問題試験(薬学理論問題)
薬理、薬剤、病態・薬物治療
【2日目】
9:30~11:35 一般問題試験(薬学実践問題)
物理・化学・生物、衛生、【実務】※
11:35~13:00 昼休憩(85分間)
13:00~14:40 一般問題試験(薬学実践問題)
薬理、薬剤、【実務】※
14:40~15:30 休憩(50分間)
15:30~18:00 一般問題試験(薬学実践問題)
病態・薬物治療、法規・制度・倫理、実務、【実務】※
※は、実務以外の科目と関連させた複合問題として出題されるものを示す。
■試験当日の過ごし方は?
「試験当日は、休憩時間に勉強する内容を決めておくといいでしょう。要点集など、大切なポイントをコンパクトにまとめたものは便利ですね。
今までやってきたことの復習が大切です。近年の試験では、臨床現場での実習経験を問う問題も増えていますので、実習のノートを見直すのもいいでしょう。
昼休憩は90分と長めですが、昼食は用意していったほうが安心。おにぎりなど参考書を読みながら食べられるものがおすすめ。
また、会場によってトイレは混雑します。事前に場所を確認しておくことが大切です」
■試験当日の心構えは?
「合格に必要な知識、考え方はすでに学んできていますので自分を信じて!
そして最後は神様仏様。
薬ゼミの学生さんに渡すお守りは、勝利の意味を持つ月桂樹の葉を2枚。月桂樹の葉1枚は仏壇に供え、1枚は地元の神社で祈祷してもらっています。
会場でお守りに触れることで気持ちが落ち着くという人もいて、合格したあとに、カレーを煮込むのに入れたという話も(笑い)。
当日は“これだけ勉強したから大丈夫!”と自分に言い聞かせ、気持ちを落ち着けて試験に臨んでください」
■受験終了後は?
試験が終わったら、自己採点をしてみましょう。
薬学ゼミナールの自己採点システムは、毎年1万人以上の受験生が利用されるため、国家試験を受験されるほとんどの方が利用するといえます。
もちろん結果を見るのが心配という方は、無理に実施する必要はありませんが、自分を見つめることも大切。積極的に使ってみてはいかがでしょうか。
※2019年2月23日~利用開始予定。
◆お話を伺ったのは…
学校法人医学アカデミー学長 木暮喜久子さん
薬剤師国家試験対策の予備校「薬学ゼミナール」ほか、薬剤師、理学療法士の教育に約40年従事。当校の運営に携わる前は、がんセンターに勤務し、研究者として働いた経歴を持つ。
薬+読 編集部からのコメント
第104回薬剤師国家試験(2/23土・24日)まであと少し。薬剤師のみなさんは、試験直前の緊張感が懐かしいですね。試験対策もいよいよ大詰めですが、肝心な“持ち物リスト”と試験当日のスケジュールを最終チェック。薬学ゼミナール学長の木暮喜久子さんにアドバイスいただきました。