「マイナビ薬剤師」の公式Instagramでは、薬剤師さんに役立つ情報や、日々の生活に活かせる健康豆知識などを配信中! 今回はその投稿の中から、「病院と薬局の働き方の違い」を抜粋してご紹介します。
厚生労働省「令和4(2022)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」によると、薬剤師は「薬局」で働く人が最も多く、次に多いのが「病院」です。
病院と薬局で薬剤師が行う業務は、それぞれ異なるところがあります。双方の良い点も踏まえて、両者の働き方を比較してみましょう。
1.業務内容の違い
病院 | ● 薬学的管理と指導 ● チーム医療への参画 ● 薬剤の管理 ● 病棟業務(カンファレンス、回診) |
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薬局 | ● 服薬指導、フォローアップ ● 一般用医薬品の販売、健康相談 ● 多施設からの処方せん対応 |
共通 | ● 処方監査と疑義照会 ● 服薬指導 ● 薬歴管理 |
ポイント
病院は『縦断的・集中的』、薬局は『横断的・継続的』な患者さんとの関わりが大切!
2.環境とワークライフバランス
病院 | ● 勤務形態:シフト制、当直あり ● 勤務時間:比較的規則的 ● 休日:4週8休以上 ● キャリアパス:専門・認定薬剤師、DI担当、管理職 |
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薬局 | ● 勤務形態:シフト制、夜間営業店も ● 勤務時間:店舗営業時間 ● 休日:週休2日制 ● キャリアパス:店舗管理者、エリアマネージャー、経営者 |
ポイント
ライフスタイルに合わせた選択が可能!
3.患者さんとの関わり方
病院 | ● 関係性:入院期間中の関わり ● 情報量:検査値、カルテ閲覧 ● 特徴:重症患者さんへの専門的介入 |
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薬局 | ● 関係性:地域での長期的関わり ● 情報量:患者さんの生活背景把握 ● 特徴:すべての処方薬の一元管理 |
連携 | ● 入院前・退院時の情報共有 ● お薬手帳の活用 ● トレーシングレポート |
ポイント
どちらが優れているかではなく、それぞれの強みを活かした連携が重要
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文:薬読編集部