
医療に欠かせない職種でありながら、どこか影が薄いと言われてしまうこともある、薬剤師という哀しき存在……。「あるある話」を通して、もっと知ってください。私たち薬剤師のこと!
薬剤師は「ギフトコミュニケーション」が大切?【薬剤師のあるあるシーン#18】

薬剤師の仕事は、調剤室で一人黙々と……と思われがちですが、実際はチームワークが大切です。医療事故を防ぐためのダブルチェック、判断に迷った時の相談、自分が不在時の患者さんへのフォローなど、常に誰かの助けが必要になります。特に、急な体調不良や家庭の事情によるシフト調整の依頼は、お互い様という側面もありますが、日頃の関係性が物を言う場面です。
そうした職場環境を円滑にするため、私が意識していたのがギフトコミュニケーション。旅行のお土産や、季節のイベントごとのちょっとした差し入れなどがそれに当たります。
最近は「お返しが大変」「気を遣わせる」といった理由で、職場での贈り物を控える風潮があることも知っています。「お土産禁止」をルールにしている会社もあるとか。確かに、それが義務的なやり取りになっているのであれば、勘弁してほしいところですよね。
ただ、私の経験上、小さなギフトが会話の潤滑油になってきたことも事実。「楽しかった?」「酒党だから甘いもの苦手で……(笑)」といった会話から、普段は業務連絡しかしない相手の意外な一面が分かることもありました。高価でなくとも、コミュニケーションのきっかけづくりとして、時にはお菓子などの力を借りてみる。それも薬剤師の生き残り作戦の一つかもしれません。

東北大学薬学部卒業後、ドラッグストアや精神科病院、一般病院に勤務。現在はライターとして医療系編集プロダクション・ナレッジリングのメンバー。専門知識を一般の方に分かりやすく伝える、薬剤師をはじめ働く人を支えることを念頭に、医療関連のコラムや解説記事、取材記事の制作に携わっている。
ウェブサイト:https://www.knowledge-ring.jp/





