薬剤師のホンネ座談会 更新日:2015.02.12公開日:2014.07.04 薬剤師のホンネ座談会

vol.2
人間関係や会社の方針など、日々仕事をする中で尽きないのが悩みや不満。そんなとき、誰かに聞いてもらえれば少しは楽になりますが、知人や同僚などにはかえって話しにくいことも多いものです。
今回はキャリアも年齢も異なる3人の薬剤師さんに、会社選びの基準や接遇の難しさについて思う存分語っていただきました。
★参加者プロフィール★

気配りができる人はスタッフにも患者さんにも人気
――優秀な薬剤師とは、例えばどんな人ですか?
Bさん 薬局って閉鎖的な空間なので、場の雰囲気は大切なんです。だから周りにすんなり溶け込めたり、誰とでも仲良くできる人は貴重ですよ。
Aさん 接遇がちゃんとできて患者さんに人気があるとかね。接遇って人によってできる・できないの差が激しいですよね。若い人でも電話応対がしっかりできていて、横で聞いていても感心してしまうような人がいる。反対にベテランの人でも「あちゃ~、それはダメでしょ」っていう態度の人もいますし。

Cさん 私、接遇苦手かも…。患者さんに怒られること多いし、怒鳴られちゃうこともあるんです。
Aさん 例えばどんなときですか?
Cさん 調剤に時間がかかってしまって長時間お待たせしたときとか…。

Bさん 待ち時間は、混んでくるとある程度は仕方がない部分もありますよね。
Aさん でも、患者さんを怒らせないようにすることはできると思いますよ。例えばイライラしているのがわかる場合は、「今日、すごく混んでいて。お待たせしてすみませんね」と先に言っておくとか、「今、○○の薬についてお医者さんに問い合わせているところなので、順番が前後しますけど」と説明するとか。人間ってなぜ待たされているのかわからない状態が一番不安になるから。
Cさん そうなんですね。そういう細かい気配りができる人が、まさに優秀な人ですよね。