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【エスエス製薬】足のむくみを改善する内服薬「アンチスタックス」が注目

薬+読 編集部からのコメント

エスエス製薬の「アンチスタックス」がのむくみに効く内服薬として関心が高まっているというニュース。有効成分は「赤ブドウ葉乾燥エキス混合物(AS195)」。日本の医薬品として初めて、静脈還流障害による足のむくみ改善に効果が確認されたということです。

アンチスタックス

 

日頃から足のむくみに悩んでいる、仕事帰りに足のだるさ・重さを感じる、長時間の立ち仕事や座ったままの仕事で足の不調を感じる、足のつっぱり感や痛みを感じる──こういった足の悩みを持っている人に最適な医薬品が、エスエス製薬の「アンチスタックス」(要指導医薬品)で、軽度の静脈還流障害による足のむくみに効く日本で唯一の内服薬として、女性のみならず男性にも関心が高まっている。

 

同社では、過去1年に足のむくみを経験したという全国の20~50代の女性1000人に調査を行っているが、足のむくみを「病気なのでは?」と疑ったことがある人は、わずか1割(10.6%)に過ぎなかったという。足がむくむ症状の原因の多くは、足の静脈にあり、「静脈還流障害」の初期症状かもしれないことは、あまり知られていないのが現状といえる。

 

静脈還流障害は、下肢の静脈の血流が滞ることによって引き起こされる疾患で、初期症状には足のむくみ・だるさ・重さ・疲れ、つっぱり感・痛みなどが見られる。下肢で静脈還流が滞ると、下肢静脈内の圧力が上昇するため、血管内から血管外への血液の血漿成分が浸み出て細胞外に水分が貯留し、これが下肢にむくみが起こる原因の一つとなる。

 

「アンチスタックス」は、このむくみの原因を体の内側から改善する西洋ハーブの医薬品で、1日1回毎朝2カプセルを服用するという、新しいアプローチ方法の提案でもある。

 

赤ブドウ葉から抽出した天然由来の成分が徐々にその効果を発揮し、足のむくみや、むくみに伴う諸症状を改善していく。臨床試験では中等度以上の改善が認められた人が、服用3週後で30.9%、6週後で55.1%、12週後で82.7%と、服用を続けていくうちにその改善傾向が高まることが確認されているという。当然ながら薬剤師のアドバイスを受けて、正しい知識に基づいた継続服用が大切であるが、同社では「まずは3週間続けてみてはどうか」というアプローチを勧めている。

 

足のむくみと軽視して、そのまま放置しておくと、場合によっては静脈瘤や下肢の皮膚の褐色調変色、下肢の皮膚潰瘍など重症化してしまうケースもあるという。それだけに初期の対処が重要ともいえる。ヨーロッパでは、西洋ハーブによる治療が薬物療法として早くから確立され、特に初期においてはむくみ治療の代表的な対処法として知られている。

 

有効成分は、ポリフェノール類などを含有した独自の天然成分「赤ブドウ葉乾燥エキス混合物(AS195)」であり、日本では医薬品としては初めて静脈還流障害による足のむくみ改善に効果が確認されたもので、前記のように高い全般改善率と安全性も示されている。同社では引き続き店頭での薬剤師に向けたサポートと共に、一般生活者に向けてブランドサイト(http://www.ssp.co.jp/antistax/)の充実も図っていく。

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出典:薬事日報

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