【新製品】「ベトネベート」と「トラフル」、新パッケージと大容量品投入
第一三共ヘルスケアは、化膿を伴う湿疹・皮膚炎の治療薬「ベトネベートN軟膏AS」と、つらいかゆみ・湿疹・皮膚炎の治療薬「ベトネベートクリームS」(いずれも指定第2類医薬品)を新パッケージに改良すると共に、大容量タイプ(10g)を新発売した。また、口内炎のトラブルに向けた「トラフル」シリーズのうち、貼る口内炎治療薬として好評の「トラフルダイレクト」(指定第2類医薬品)についても、パッケージリニューアルと共に、大容量タイプ(24枚入り)を追加発売するなど、既存ユーザーの要望に応える一方で、新規ユーザーの獲得も目指した。
「ベトネベートN軟膏AS」は、ベタメタゾン吉草酸エステル(ステロイド成分)が湿疹・かぶれ等の皮膚の炎症に優れた効き目を発揮する。抗菌作用を有する抗生物質フラジオマイシン硫酸塩を配合。患部を保護する油性基剤なので、ジュクジュクした患部に適している。「ベトネベートクリームS」は、伸びが良くベタつかない使い心地のクリーム剤で、同品もベタメタゾン吉草酸エステルが、湿疹・かぶれ等の皮膚の炎症に優れた効き目を発揮する。
いずれもOTC医薬品の中で最も強い“ストロングランク”のステロイド成分を配合しており、化膿がある場合は抗生物質も配合している軟膏を、化膿がない場合はクリームというように、化膿症状の有無で選べる。同社では、ステロイド配合皮膚用薬の購入理由を600人に調査したところ、「効き目が高そう」という理由が最も多く、効果の高さが選択の決め手になっていた。実際に同軟膏、クリーム共に前年比5~8%ほどの好調な推移を見せているという。
「ベトネベートN軟膏AS」「ベトネベートクリームS」は今回、シャープなデザインのパッケージにリニューアルする一方、これまで容量5gのみだったものを、新たに倍の10gタイプを追加し、ユーザーの要望に応えた。各10g入りの税込み希望小売価格は1900円。
痛い患部に直接“貼る”口内炎治療薬「トラフルダイレクト」は、優れた効き目のトリアムシノロンアセトニド(ステロイド成分)が患部に直接作用して腫れを鎮め、痛い口内炎によく効く。フィルム剤は薄さが約0.17mmなので患部に貼っても気にならず、徐々に溶けてなくなるため、はがす必要がない。今回、口内炎になりやすい人のために、従来品の2倍となる容量24枚入りを追加した。
さらに、従来パッケージは横置きデザインだったが、新たに縦置きデザインにすることで、陳列幅の大幅な拡大抑制につながる。また、シリーズ品の「トラフル軟膏PROクイック」同様に、ステロイド配合製剤としてパッケージデザインに金の箔押しを行い、高効果イメージを強化した。税別希望小売価格は24枚入り1800円。
出典:薬事日報
薬+読 編集部からのコメント
第一三共ヘルスケアは化膿を伴う湿疹・皮膚炎の治療薬「ベトネベートN軟膏AS」と、つらいかゆみ・湿疹・皮膚炎の治療薬「ベトネベートクリームS」を新パッケージに完了し、10gの大容量タイプを発売しました。また、貼る口内炎治療薬「トラフルダイレクト」もパッケージをリニューアルし、24枚入りの大容量タイプを追加発売するということです。