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医薬品の使用期限、食品に比べて低い意識‐20~50代男女に調査

薬+読 編集部からのコメント

大鵬薬品は20~50代の男女500人を対象に「薬の使用」に関する意識・実態調査を行いました。その結果、半数が「薬の使用期限を気にしていない」と回答。食品に比べ、薬の使用期限に対する意識の薄さなどが明らかになりました。

ミニサイズの「ピュアクイックS軟膏」
ミニサイズの「ピュアクイックS軟膏」

 

大鵬薬品では、20~50代の男女500人を対象に「薬の使用」に関する意識・実態調査を行ったが、この中で「薬の使用期限を気にしているか?」を聞いたところ、半数が「気にしていない」と回答したほか、薬の使用期限への意識の薄さや、使い残しなどの実情が明らかになった。調査は4月6~7日にかけ、インターネットで実施したもの(性別・年代別に均等割付)


 

はじめに「薬の使用期限を気にしているか?」を聞くと、「気にしている」「気にしていない」がそれぞれ50%となった。男女別で見ると、女性が約40%、男性が約60%と、男性の方が上回った。さらに、食品の賞味期限についても聞いており、397人が「食品の賞味期限を気にする」と答えたものの、これらの人のうち約4割は「薬の使用期限を気にしていない」としており、食品の賞味期限には敏感な人も、薬に関しては無頓着になりがちな傾向が示された。

 

また、「塗り薬と飲み薬では、どちらの方がより使用期限の確認が疎かになりがちか?」の質問には、68%が「塗り薬」と回答。「飲み薬」は6%で、「同じくらい」が19%、「分からない」が6%であった。その主な理由では、「口から体に取り込むわけではないので、期限が過ぎてもそんなに害はないだろうと勝手に判断してしまうから」(40歳女性)、「塗り薬はなんとなく期限が過ぎても大丈夫なイメージがあるため」(36歳男性)などが見られている。

 

肌に塗布するだけの塗り薬に関しては、口に入れる飲み薬よりも使用期限に対する意識が随分と違っていたが、「実際に使用期限の切れた塗り薬を使ったことがあるか?」を聞くと、実に65%が「ある」と回答している。

 

さらに、「使用期限からどの程度経過した塗り薬まで使えると思うか?」の質問では、平均で約1年10カ月となり、中には「20年以上」と答えた人もいたという。このほか「塗り薬を使い切らずに捨てたことがあるか?」の問いには、約7割が「ある」としたが、「塗り薬を使い切ったことがない」という人も3割強に見られた。

 

使用期限を過ぎた塗り薬は、効果がなくなってしまったり、変質してしまったりする可能性があり、開封から時間の経った製品や使用期限の切れている製品を使うことは、適正使用や効果面からも好ましくない。そこで大鵬薬品では、女性へのヒアリングを重ね、無駄なく使い切れる小容量2gタイプのステロイド軟膏「ピュアクイックS軟膏」(指定第2類医薬品)を、今年2月から発売している。

 

同品は「早く患部を治し、メイクやおしゃれを楽しみたい」「無駄なく使い切れて、手軽に持ち運べるサイズがあれば」といった女性の声を参考に開発された製品。5.9cmでポーチなどにも楽々入り、5日程度(1回分0.2gの症状で1日2回塗布した場合)で使い切れる。1本入りのほか、自宅・外出用に使い分けできる2本入り包装がある。

 

今回の調査でも「1週間で使い切れるサイズの塗り薬があったら便利だと思うか?」を聞いたところ、8割以上が「そう思う」と回答するなど、使い切りサイズの塗り薬の需要がうかがえる結果が得られたことで、大鵬薬品では「ピュアクイックS軟膏は女性のニーズに合った商品であり、同品の販促を通じて皮膚治療への前向きな気持ちを応援していきたい」とする。

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出典:薬事日報

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