希望退職に300人が応募‐計画人数の3倍に膨らむ
エーザイは18日、昨年10月に発表した希望退職者の募集について、300人の応募があったと発表した。当初100人程度を計画していたが、募集人数の3倍に相当する社員からの応募があり、募集の締め切りも予定より2日間短縮した。通常の退職金に加算して支払う割増退職金の総額は約66億円に達する見込みで、今年度の第3四半期決算で費用を計上する予定。
同社は、今年の3月末と2020年3月末、21年3月末を退職日とし、3回に分けて早期退職者の募集を実施する計画を打ち出しており、第1回は4月1日で同社に在籍する45歳以上かつ勤続5年以上の社員を対象に、昨年12月11日から21日までの期間で募集していた。ただ、100人の募集に対し、300人の応募があったため、応募状況から締め切りを2日短縮し、19日に打ち切ったという。希望退職に応募した社員の配属先や年齢などの内訳は開示していない。
応募した社員は今年3月末で退職する予定で、本人の要望に応じてエーザイが再就職のための支援も行う。第2回、第3回の募集人数は第1回の応募状況を勘案し、今後決定する。
出典:薬事日報
薬+読 編集部からのコメント
エーザイが昨年10月に募集した希望退職者は300人が応募。当初100人の予定が3倍もの社員応募がありました。退職金に加算して支払う割増退職金の総額は約66億円に達する見込みです。