医療費

抗HIV薬を緊急収載

薬+読 編集部からのコメント

HIV感染症治療薬「トリーメク配合錠」が25日付で薬価基準に緊急収載されるというニュース。HIV感染治療薬は市販後の全例調査が義務づけられているため、14日処方制限ルールの対象から外されるとのことです。

ヴィーブヘルスケアのHIV感染症治療薬「トリーメク配合錠」(成分名:ドルテグラビルナトリウム、アバカビル、ラミブジン)が25日付で薬価基準に緊急収載される。18日に中央社会保険医療協議会総会が了承した。

 

抗HIV薬は、緊急に薬価基準への収載を必要とする医薬品の一つになっており、それを受けた対応。同剤には、類似薬効比較方式Iが適用され、算定薬価は1錠7000・30円となった。メーカー側の市場予測は、ピーク時の10年目に投与患者数3600人、販売金額91億円。

 

同剤については、安全性の観点から、新薬に適用される14日処方制限ルールの対象から外すことを中医協総会が了承した。

 

HIV感染症治療薬は、市販後に原則として全例調査を行うことが義務づけられており、患者の安全性確保が網羅的、効率的に実施されていると考えられ、処方日数の制限は設けないこととした。

 

なお、同剤は2月26日の薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会を通過し、今月16日に承認されていた。

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出典:薬事日報

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