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調剤額は約1.2兆円に拡大~21年ドラッグストア実態調査

薬+読 編集部からのコメント

日本チェーンドラッグストア協会が定例会見(4月15日)において、2021年度日本のドラッグストア実態調査結果からドラッグストアにおける調剤の動向を公表。調剤額は1兆1738億円となり、初めて1兆円を超えた昨年度以降も順調に拡大していることが明らかになりました。21年度のドラッグストア全国総売上高8兆5408億円のうち、調剤が占める割合は13.7%に。池野会長は自社のウエルシアHDが2割程度であることを挙げ、「全体としてもその程度までは上がっていくのではないか。まだ伸びていくと思う」と語りました。

日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は15日の定例会見で、2021年度日本のドラッグストア実態調査結果からドラッグストアにおける調剤の動向を公表した。それによると、調剤額は1兆1738億円となり、初めて1兆円を超えた昨年度以降も順調に拡大していることが明らかになった。

調剤額の伸び率について見ると、9.8%増(1045億円増)という状況。調査開始の15年度以来、毎年度10%程度の伸び率を維持している。調剤医療費総額に占める比率は暫定値で15.6%だった。21年度の調剤医療費総額は未公表のため、20年度と同額(7兆5392億円)と仮置きして計算した。

 

21年度のドラッグストア全国総売上高8兆5408億円のうち、調剤が占める割合は13.7%となった。池野隆光会長(写真)は、自社のウエルシアホールディングスが2割程度であることを挙げ、「全体としてもその程度までは上がっていくのではないか。まだ伸びていくと思う」と語った。

 

田中浩幸事務総長は、「われわれは25年度に10兆円の市場を目指している。その時の調剤の取り扱い高は2兆円で割合は20%ということになるが、それが目指している数字というよりは、通過点と言っていい」と指摘。

 

その上で、「調剤全体の市場7兆8000億円程度が仮に伸びなかったとしても、シェアは高まるだろうという見通しは立てている」とし、「パパママ薬局の事業承継の問題や、組織小売業のわれわれの薬剤師採用における非常に良い環境がある」などと背景を説明した。

 

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出典:薬事日報

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