医療

【22年度登録販売者試験】合格者再び3万人割れ~全国的に受験者数が減少

薬+読 編集部からのコメント

2022年度の登録販売者試験について、受験者数は5万5606人、合格者数は2万4707人、合格率は44.4%という結果が薬事日報社の集計により明らかになりました。全国的に受験者数が減少傾向にあり、合格者・合格率ともに昨年度よりも減少しています。なお2015年度以降、学歴などの受験資格が撤廃されており、今年度は新潟県で小学生(9歳)が受験して合格し、同県内で過去最年少の合格者となっています。

全国の都道府県などで実施された2022年度の登録販売者試験の結果が出揃った。各自治体等から公表された数値をもとに本紙が集計したところ、今年度試験の全国受験者数の総合計は昨年度に比べて5464人少ない5万5606人で、合格者数は5375人減の2万4707人、合格率も4.8ポイント低い44.4%となった(表参照


今年度の試験結果から、08年から22年度までの登録販売者試験合格者数の累計人数は38万9655人となった(受験者数、合格者数はいずれも延べ人数)

 

試験実施単位で受験者が最も多かったのは、関西広域連合(2府4県)の7893人、次いで東京都4570人、神奈川県3216人、愛知県3171人、千葉県2910人、埼玉県2579人、福岡県2426人、北海道2005人、群馬県1808人、静岡県1652人だった。

 

各自治体が公表した試験合格率の上位は、▽佐賀県59.3%▽福岡県58.3%▽大分県58.1%▽群馬県57.1%▽山梨県56.1%▽長崎県55.2%▽熊本県54.2%▽宮崎県53.3%▽北海道52.0%▽鹿児島県50.7%――の順となった。

 

合格率が50%を超えたのは12道県で、このうちの7県が九州地区だった。

 

登録販売者試験は、昨年8月28日に実施された関西広域連合と福井県(2府5県)を皮切りに、12月11日の九州・沖縄(8県)まで全8日程で実施された。

 

2015年以降、登録販売者試験の学歴などの受験資格が撤廃されたことで、高校生などの若年の合格者も見られているが、今年度には新潟県の試験で小学生(9歳)が受験して合格した。同県内では過去最年少の合格者という。

 

22年度の試験実施日程、自治体は次の通り。

 

▽8月28日:関西広域連合(滋賀、京都、大阪、兵庫、和歌山、徳島)、福井

▽8月31日:北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島

▽9月6日:茨城、栃木、群馬、新潟、山梨、長野

▽9月7日:富山、石川、岐阜、静岡、愛知、三重

▽9月11日:埼玉、千葉、東京、神奈川

▽9月25日:奈良

▽11月8日:鳥取、島根、岡山、広島、山口、香川、愛媛、高知

▽12月11日:福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄

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出典:薬事日報

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