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がん研有明病院と連携~教育と研究推進へ協力【東京薬科大学】

薬+読 編集部からのコメント

1月25日、東京薬科大学とがん研究会有明病院が薬学教育や研究で相互の人材交流を図るため連携協定を締結しました。連携する主な内容として「臨床研究の推進」「人材育成の推進」「職場および大学の活性化」を打ち出しています。臨床現場での実践的な学習を薬学生に積ませる一方で、同病院の医療関係者は東薬大協力のもと、様々な臨床研究を発展させていく予定です。

東京薬科大学とがん研究会有明病院は1月25日、薬学教育や研究で相互の人材交流を図るため連携協定を締結した。臨床現場での実践的な学習を薬学生に積ませる一方、同病院の医療関係者は東薬大の協力のもと、様々な臨床研究を発展させていく予定だ。

連携する主な内容として、▽臨床研究の推進▽人材育成の推進▽職場および大学の活性化――を打ち出している。同院で東薬大の薬学生の実習や見学などを行い、2024年以降には大学院などで同院の人材を受け入れ、臨床研究などを進める計画である。

 

同日に行われた協定締結式で、東薬大の平塚明学長(写真右)は、「本学は付属病院などを保有していないため、今回の連携によって、医療現場のことを密接に学べることに大きな意義がある」と語った。

 

24年の薬学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に向け、より臨床に近い形の教育に力を入れていく姿勢を示したほか、薬学生の将来のキャリアパスも見据えていると説明。「薬剤師として高度な癌治療を行う病院で働きたい学生が将来何を勉強したらいいのか、現場で働いてる薬剤師は何を問題意識とし、どう働いているのかを学び、それを改めて大学の勉強に持ってきてほしい」と期待を語った。

 

がん研有明病院の佐野武病院長(写真左)は「お互いの足りないところを補い合い、高め合うパートナーとして活動していきたい」と抱負を述べ、「臨床現場で頑張っていて、かつ研究のマインドを持つ人材に学位を取得できる研究の場が生まれる」と意義を強調した。

 

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出典:薬事日報

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